【WT】はじめて【sh】［男主］

IV ページ5

nk「とりま食べながら喋ろう！」
kn「そうだね。」
br「僕お腹ぺこぺこだよ〜」

sh「Aの弁当いただきます！」
「あ、召し上がれ…？」

いきなりでびっくりしたけど、しっかり挨拶をするいい子だ。嬉しいのと同時に少し恥ずかしいけど。

kr「ほんとに弁当作ってもらってるじゃん。めっちゃ美味そうだし、Aすごいな」
「ありがとぉ…？」
kr「なんで疑問系なの？w」
「面と向かって褒められると…恥ずなって」

僕がそう言うと、みんな珍しいものを見たかのように次々に僕を褒め出した。
シャークんに至っては弁当を食べてることを自慢し始めた。
めっちゃ恥ずかしい、やめてほしい

「ほんま恥ずいから！！やめてってば！！」
nk「A怒ったw」
sh「お前らあんまいじめんなよw」
「ちょっとシャークん！真剣に止めてぇや！！」

僕が「もう弁当作らんで！」って脅したらすぐに謝るシャークんに、笑いが起こる。
んふ、たしかに今のはおもろかったなぁ

あ、なんか青春って感じがする。なんだか、とても暖かい気持ちになる。
お昼を一緒に食べるような友達が“はじめて”できた。
今日初めて話した子もいるけどすごく嬉しい。
…一緒に食べると、もっと美味しいんだなぁ

sm「？A、どうかしたか？」
「んーん、なんもないよwてか、みんなおもろいなぁ」
sh「だろ？」

「絶対仲良くなれると思って」なんて、シャークんが言う。
“はじめて”見る笑顔に、キュンとして…
ん？キュンってなんだ。シャークんは男の子だぞ、僕。いやいやナイナイw

br「お〜いA〜？」
「いやいやいやいやないないない」
kn「Aおかしくなったんだけど」
「え、なんか言った？」
nk「あ、戻った」
sh「壊れたかと思ったわw」

なんとまぁ失礼な。いや、今のは僕が変だったかも。反省反省。
なんて、他愛無い話に花を咲かせながら、幸せな昼休みは過ぎて行った。

ところで

「シャークん、僕ら次の時間、物理の小テストやけど。勉強した？」
sh「え゛嘘だろ」
「ほんまやで」
sh「忘れてたぁぁぁぁぁあ！」

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