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II ページ3

朝起きて着替え・弁当作り・朝食が僕のモーニングルーティーンだ。
今日も美味しそな弁当が作れて満足していると、もう家を出る時間であることに気づいた。
待ってまだ朝ごはん食べてない!仕方ない、今日の朝食はコンビニのおにぎりにしよう。たまにはいいだろう。

おにぎりを買ったはいいものの、食べる時間がなかった。学校についててから食べようとも思ったけど『今日提出の課題教えて』と頼まれてしまい、断れなかったのだ。
僕はお腹が空いたまま授業を受けたのだった…

---

やっとの思いで昼休みを迎え、今日も日当たりのいいベンチでご飯を食べようとしていた。
おにぎり二つと弁当…どうしよう、全部も食べられるわけないぞ。おにぎりは夜でも食べれるかな?腐るか?

なんて考えていると、少し向こうを歩く鮫ノ君を見つけた。いつものお友達が居ないし、少し機嫌が悪そう…?声をかけてみようか。

「鮫ノ君?」
sh「?えっと確か同じクラスの…」
「AAやで〜Aでいいよ。鮫ノ君、いつもの子らと一緒じゃないの?」
sh「あ〜いや俺、いっつも購買で買ってるんだけどさ。今日お金忘れて…あいつら絶対いじってくるから…」
「あーwそーゆーことかぁ。あ!じゃぁ僕の弁当食べてくれん?朝に食べれんかったおにぎり残っててさ」

我ながら名案だと思ったが、鮫ノ君は申し訳ないと断ってきた。僕が「鮫ノ君が食べてくれなきゃ、この弁当は捨てられるんやで…」と言うと、渋々了承してくれた。ちょっとイジワルだったかもしれない。

sh「ほんとにいいの…?」
「いいのいいの!ほらお隣座って食べよ?」
sh「お、おう…いただきます。…!おいしい!」
「お?まじ?よかった〜」
sh「え、すごい美味い。お母さん?すごいな。」
「実は僕の手作りって言ったら驚く?」
sh「?!これAが作ったの?まじ美味い。毎日食べたい」
「毎日w大袈裟やなぁそんな褒めても何も出ませんよ〜?」
sh「いやまじで。さっきも言ったけど俺いつも購買だからさ。毎日食べたい。美味しい。」
「超褒めるw…ん〜作ったろか?毎日。」
sh「え、食べたい。いやでも待って流石に悪いわ」
「いいよ〜?僕の作るついでやし、一人も二人も変わらんで?」

鮫ノ君はだいぶ困惑していたが、食べたい欲が勝ったのか「今度何か奢る」と言う交換条件で僕が毎日作ってあげることになった。
美味しそうに食べてくれる人が居るのはとても嬉しい。作りがいがある。

なにより、鮫ノ君と仲良くなれて嬉しかった。

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らむさけ(プロフ) - chokomintoさん» 2ヶ月前のコメ、ありがとうございます…失踪してました()また再開しました、今度は更新していきたい所存… (2021年10月25日 1時) (レス) id: f406d2e14e (このIDを非表示/違反報告)
chokominto - あ、好きです( '-' )(コイツ、殴っていいですよ)更新頑張って下さい!! (2021年8月27日 23時) (レス) id: d8e12cdfc5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:らむさけ | 作成日時:2021年5月30日 16時

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