Weasley's

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「ねえもう！ロンったら分かってるって！」

ロン「分かってないだろー？！いいかい君は女の子なんだし～」

　昼食後、グラウンドへ向かう廊下でロンとAの声が響いた。今回はAが怪我するんじゃないかと不安がったロンの注意がきっかけで軽く口論になった。

ハリー「Aは運動が苦手なの？」

ロン「ううん、なんでもできるさAだもん」

ﾊｰﾏｲｵﾆｰ「じゃあなんで心配してるの？」

心配なんだ、もし怪我したら痛い思いするだろ。と言ってAの頭を撫でた
ハリーとハーマイオニーは「ああ、なんだロンの過保護が出たのか」と納得して呆れた
同い年でなんならロンの方がドジなところもあるのにAのことになると物凄く心配する(本人は無意識らしいけど)

「…でも、怪我しそうになってもまたロンが助けてくれるでしょ？」

自分を心配してここまで言ってくれるのかと理解したAはロンにニコッと笑顔を見せた
彼女は笑うとき口角がキュッと上がって可愛らしい顔を見せる

それをみたロンはきっと心臓に刺さったのだろう
うん、任せろ、と言ったきり何も言わなくなった

　Aとロンは長年共にいるせいか、否、相性でもあるんだろう。どれだけ白熱してロンが子供っぽいことを言ってもAはロンの意を買うし自分を思ってくれるロンに敬意を払うことを忘れない。ロンは常にAを思っているからどんな言葉も根底には彼女のことを考えている気持ちがある。どちらかがもし冷たいことを言っても「それは本音？」と聞くし最後は「本音な訳ないでしょ」で終わる

「それに余りにも箒に乗るのが大変だったらハリーに教えてもらう！」

ロン「？！僕に聞けよ！」

「ねえハリーいいでしょ？」

ハリー「ああ！」

おいハリー僕の場所取るなよ！と言ってハリーとロンの追いかけっこが始まる
ねえ待ってよ！とハーマイオニーが声を掛けて彼女たちもふたりの後を追った

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「ネビル大丈夫？」

ネビル「うん…ありがとう、ぼく恥ずかしいところ見せちゃった」

飛行訓練の授業でネビルは意地悪な箒に当たった。ネビルの不安を分かってか暴走したのだ。箒から振り落とされて幸い手首が折れてるだけで済んだ。薬を飲めば治るって。

「ううん箒が悪いからネビルは一つもかっこ悪くないよ」

ネビル「…ありがとう」

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