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だんだんと人が増え、音楽も大きくなってくる。
嬉しそうに早歩きで歩き出したAの後ろ姿を見守りながら、他2人は小声で会議を始めていた。
リトール 「なんかテンション低くないですか、王子〜?」
カリエス 「その呼び方やめろ。別に低くないぞ」
リトール 「そうか?俺が考えるに、Aちゃん登場してからヤケに静かになった気がするんだけど」
カリエス 「関係ない」
リトール 「いつものメイド服と違って可愛いから、照れてるんだろ」
カリエス 「っ、私服なら何度も見たことあるぞ」
リトール 「ちなみに俺も見たことあるぜ!めちゃくちゃ可愛いったら…。いつも真面目に仕事してるのに、私服姿を見るとちゃんとお年頃の女の子なんだよな〜」
カリエス 「おい!」
リトールの発言にイライラが募ったカリエスは、少しだけ声を荒げ制止した。
カリエス 「確かに今日はいつもと少し雰囲気が違う、気がする…」
リトール 「そういうことは、ちゃんと本人に言ってあげるべきだぞ」
ちょっと年上のお兄さんからのアドバイスを告げると、Aの後を追うようにリトールが駆け出した。
カリエス 「わかってるよ…!」
走って行った少し大きな影を追い抜く勢いで、カリエスも賑わう街に足を踏み入れた。
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べーだい*メガネ(プロフ) - Da.Liさん» ありがとうございます(TT)本当に嬉しいです!頑張ります♪ (2022年11月7日 23時) (レス) id: 5d75e3e900 (このIDを非表示/違反報告)
Da.Li(プロフ) - 更新ありがとうございます!とても素敵な話で楽しませてもらっています!これからも楽しみにしています! (2022年11月7日 9時) (レス) @page32 id: 5f9bb70e19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:べーだい*メガネ | 作成日時:2020年10月20日 20時