検索窓
今日:11 hit、昨日:5 hit、合計:1,227 hit

    6 ページ21

だんだんと人が増え、音楽も大きくなってくる。
嬉しそうに早歩きで歩き出したAの後ろ姿を見守りながら、他2人は小声で会議を始めていた。


リトール 「なんかテンション低くないですか、王子〜?」

カリエス 「その呼び方やめろ。別に低くないぞ」

リトール 「そうか?俺が考えるに、Aちゃん登場してからヤケに静かになった気がするんだけど」

カリエス 「関係ない」

リトール 「いつものメイド服と違って可愛いから、照れてるんだろ」

カリエス 「っ、私服なら何度も見たことあるぞ」

リトール 「ちなみに俺も見たことあるぜ!めちゃくちゃ可愛いったら…。いつも真面目に仕事してるのに、私服姿を見るとちゃんとお年頃の女の子なんだよな〜」

カリエス 「おい!」


リトールの発言にイライラが募ったカリエスは、少しだけ声を荒げ制止した。


カリエス 「確かに今日はいつもと少し雰囲気が違う、気がする…」

リトール 「そういうことは、ちゃんと本人に言ってあげるべきだぞ」


ちょっと年上のお兄さんからのアドバイスを告げると、Aの後を追うようにリトールが駆け出した。


カリエス 「わかってるよ…!」


走って行った少し大きな影を追い抜く勢いで、カリエスも賑わう街に足を踏み入れた。

    7→←    5



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (3 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2人がお気に入り
設定タグ:恋愛 , 小説 , 王子   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

べーだい*メガネ(プロフ) - Da.Liさん» ありがとうございます(TT)本当に嬉しいです!頑張ります♪ (2022年11月7日 23時) (レス) id: 5d75e3e900 (このIDを非表示/違反報告)
Da.Li(プロフ) - 更新ありがとうございます!とても素敵な話で楽しませてもらっています!これからも楽しみにしています! (2022年11月7日 9時) (レス) @page32 id: 5f9bb70e19 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:べーだい*メガネ | 作成日時:2020年10月20日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。