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要 「ふーちゃんとキスシーン?!」

雅臣・右京 「……」

A 「はい…」


その日帰宅すると、久しぶりに要さんがリビングでリラックスしていた。
一緒にいた雅臣さんと右京さんもテレビの音をBGMにしながら、ゆっとりとした時間を過ごしていた。

そんな中、帰宅早々私は要さんを見つけ泣きついたのだ。


要 「へぇ〜、じゃあ監督にキスシーンを追加したいって言われたの?」

A 「はい。元々キスシーンもどきって言うんですか?実際は触れないキスシーンはやってたんですけど、出来ればちゃんとやってほしいって言われてしまって…」

雅臣・右京 「ちゃんとキス……」


可笑しそうに笑う要さんに対して、雅臣さんと右京さんは耳まで真っ赤にして必死に何事もないかのような反応をしていた。


A 「いや!まだ正式に決まった訳ではなくて、一応事務所に聞いてみて許可がおりたらって感じなんですけど……」

要 「なるほどね〜。んでAちゃんはどーなの?」

A 「どーなの、とは?」

要 「だって、帰宅早々こんなに泣きつかれたの初めてだからさ。Aちゃんはふーちゃんのキスするの嫌なの?」


私が悩んでいたことをストレートに聞かれ、自分でも恥ずかしいくらいにあたふたしてしまった。


A 「え、えっと風斗くんは嫌じゃないといいますか……」

雅臣 「あ、もしかして…」


何かを思い出しアイコンタクトをとってきた雅臣さんは苦笑いを浮かべていた。


右京 「キスシーンを演じるのに抵抗があるのは、何かほかに原因があるのですか?」

A 「えっと、そんな感じです」

要 「あっ!」


閃いたと言わんばかりに声をあげた要さんはニヤニヤと私を見つめ、『かわいいなぁ〜〜』と微笑んだ。

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春妃(プロフ) - こんなに面白い作品は久しぶりです!気づいたら一気読みしてしまいました!更新を楽しみにしてますが無理はせずに頑張ってください(* ´ ▽ ` *)応援してます! (2019年10月14日 6時) (レス) id: 37086665c7 (このIDを非表示/違反報告)
かちゅ(プロフ) - とっても面白いです!更新楽しみにしてます! (2019年5月25日 13時) (レス) id: b0ebd2074b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:べーだい*メガネ | 作成日時:2019年5月16日 11時

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