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三年生 ページ2

「わぁ、みてみて‼A‼」
「虫だね」
「虫だけど、見たことない虫がいるんだ」
「へぇー、どんな虫?」
「えーと、あ、あれあの蝶だ」

「あれは毒を持った長だよ」
「うわぁっ‼」
「わぁ…」
「よう、また会ったな、一年生」
以前部屋に案内してくれた先輩が草むらから
急に出てきた
心臓に悪いな、やめてほしい

「今さっきの声で蝶逃げちゃったな…」
「もー!脅かさないで下さいよ‼」
「泣くほどか?それは悪い事したな‼」
孫兵は頭を撫でられてた

「お前ら、生物に興味あるのか?」
「僕はあんまり…でも孫兵は「好きですっ‼」」
「そうか、そうか、なら孫兵
 生物委員会見ていくか?」
「えっと…」
一瞬行きたそうに目を輝かせたが、
不安げに僕を見る

「先輩、孫兵人見知りな方なので
 あんまり怖がらせないで下さいね」
「嗚呼、わかったよ」
なんで笑うんだ、この先輩は…
「じゃあ孫兵、また後で会おう」
「良いの?」
「いいよ、好きなんでしょ…」
「絶対先にご飯食べないでね!」
「え、うん、絶対」
何故かご飯を先に食べない約束をすると
先輩の後に着いていった

「…僕も何か好きなものがあったらなぁ」
読書は好き、身体動かすのも好き、
あれ?僕、嫌いなことあったっけ?
…パッと出てこないな、ということは
僕は基本、なんでも好きだから
裏を返せば、特に好きなものがない
…何か、見つけたいな、打ち込めるほどのナニカ

「こっちだー‼」
「っだ」
僕は前から来た子を横に移動して避けたが、その子は急に曲がって僕にぶつかってきた
「あ、すまん‼」
「とりあえず、上から退いて…」
その子は退いてくれると
今度は僕の顔を見た

「怪我してないか?」
「大丈夫だよ…」
「名前はなんていうんだ?」
「橈、A」
「A‼ごめんな‼」
彼はそういうと走り去った
僕、名前聞いてないけど⁉

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黒糖さんでーす - 面白かったでーす更新頑張って下さい。続きが気になります (2023年3月1日 9時) (レス) @page14 id: b07dd8e215 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:名無し | 作成日時:2020年11月15日 17時

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