旅人 [忍たま] (ページ38)

今日:9 hit、昨日:1 hit、合計:3,222 hit

旅ページ38

学園長に巻物を渡して
私は校門に向かう

「なんだ、私達に挨拶は無いのか？」
立花さんを先頭に私が関わったことのある
忍たま達が出てきた

「挨拶も何も、また来ますし」
多分
「絶対ですか？」「本当ですかぁ？」
「...そこで一、二年生を出すのはズルいと
思いまーす」
降参の意味を込めて両手を挙げる

「またね」
私は笑って小松田さんに出門表を出し
忍術学園の塀を飛び越えた

麻代には、一足先に別れを言った
まさか、タソガレドキに行って
力をつけるとは、思いきったなと笑いあった

長年、隣にあった背中がいないのは
やはり寂しい
ヒロイン、モブと言っていたが
親友なのは変わらないのでね‼
そんなこと言ってない？
私が思ってるだけだけど？何か

先ずは、おかん達にどうするか言わないとな

～～

「じゃあ、三人で全国をまわるか！」
「えいいの？」
「逆に何がダメなの？」
おかあに言われるが理由はない

「いちゃつくなよ、おとん」
「任せろ‼」
「信用できんな」
出発は明後日になり

その日はお酒をのみながら
忍術学園で起こったことを名前を伏せて
話した
両親の出会いや喧嘩などを
おちょくったりして
私は、両親との時間を過ごした

「A、モテてたんだな」
「いやいや、麻代ちゃんだから‼」
「あら、Aちゃんも可愛いからね?」
「なるほどな、鈍感なのは芹からか‼」
「違うわ、叶多さんからよ」

「いやいや、どっちも鈍感なのは嘘」
絶対気づく、あのスキンシップで
気付かないのは、どんだけ？