乙女ゲームのヒロイン (ページ8)

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乙女ゲーム8 ページ8

学校はいつも通りあるので嫌々ながらも家を出た
しかし、今日の私の運勢は最悪のようで
何故か人盛りに遭遇する

アロンくんやローフェイくんにその事を言うと
面白い話をしてくれた…優しい

「ダルい…ついてないわー」
「私も..今日は早く帰りたかったのに」
ゴミじゃんけんで負けたタン・ムーノルトくんと
くだらない事を話しながら歩く

「あれな、Aさん、結構聞き上手だな」
「光栄ですね、これを機に自分の黒歴史を話そう」
「やだわ、それ」
「聞いてる私も気が重いわ」
二人で笑い合いながら、ゴミ捨て場に向かうと
少し先で数人が集まっている

「あれ、何かな」
「ムーノルトくんってさぁ「タン、その子彼女？」」
結構近い距離に立たれてて声をあげた

「ファイズ先輩！
　今話したばかりのクラスメイトです」
「クラスメイトです」
ムーノルトくんはあの集団が気になるようで
「あれなんですか？」と聞いた

「近づいたらわかるよ」
その先輩についていくムーノルトくんと目が合う
…ついていくか

近づくと声がはっきり聞こえる
責められてる人が二人
不健康なメガネさんとその人に盾にされてる人
その人達はインテリ系な雰囲気を持っているのに
人の彼女をとったらしい

人は見かけに寄らないとはこの事なんだな