乙女ゲーム40 ページ40
体育祭が終わると
あっという間に夏の気温になり今日から夏服を着る
「おはよう」
「…はよ」
学校に着いたのが遅刻ギリギリだったので
誰か隣に座ってると思ってたら誰も座っていなかった
ショッピは苦手ではないが、怖いのだ
「Aは夏服なんや、暑がりやったっけ」
「長袖暑いかと思って」
「あの人ら喜びそうやな」
「どの人だろうな」
「ええやんけ！……細っいな」
「コネシマさん、他の女の子達の腕見たことあります？」
「お前以外見ん」
急に甘い言葉を吐かれ、だいぶ引く
「シャオロンとええ勝負ちゃうか？」
「シャオローン、腕」
天と書かれた布をつけた人がしゃおろんさん腕を掴む
しゃおろんさんと話してた目が隠れてる人も近づいた
「なになに、腕がなんや」
私はコネシマさんに掴まれ、見比べられる
対して変わらないけど、なんなんだ
「白いな、ちゃんと食うてるか？」
「お前骨やん」
しゃおろんさんとコネシマさんにそう言われる
二の腕のお肉を摘めば驚かれる
「シャオロンよりは細いのはやばいで」
「沢山いますから、石ころみたいに」
「俺の話がわかるやつはおらんな」
さっきまで笑っていたコネシマさんは真顔になる
「コネさんは話が急に飛ぶからや」
「イダァ‼何すんじゃホビット！」
「チビちゃいます〜」
「大声大会でも開催されてます？」
「遠回しに五月蝿い言われてんで」
しゃおろんさんがそう言うとコネシマさんは静かになる
「手なづけてんな」
「気のせいですね」
サラダを味わって食べてると目隠しした人に
じっと見られてた
「めっちゃ美味そうに食うな、飯食いに行かへんか？」
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作者名：名無し | 作成日時：2022年2月26日 15時
