乙女ゲームのヒロイン (ページ27)

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乙女ゲーム27 ページ27

夜、お風呂から上がり部屋に戻る
いつメン達の電話グループがパソコンに表示されてる
「…ほんと急になんなのさ～」
めっちゃ低いアロン君の声が部屋に響く
「こんばんは、Aです」
「知ってるよ」
「変な奴だね」
いつも明るいムーノルト君の声が暗い

「結構喋っていた感じか」
「愚痴を言いたくなったよね、なにあれ」
「フイス終始無言の虚無顔で乗り切ってただろ」
リズ君がよく喋ってる…
「ただの自慢話なラ、勝手に友達に話せヨ」
「俺達いつ友達になったんだろうな
　同じクラスだから友達とか思ってるのか？
　なら挨拶した時返せよ、友達なんだったら」
ローフェイ君と同じくらい
口が悪くなってるムーノルト君
「色んなにおいが混ざって鼻がつらい」
「ロウア君がいつものテンションなのが有難い」
「まぁ、イラついてるけどな
　俺らが話出来ないぐらいうるさかったし」
「というか、Aショッピさんと一緒だったよね
　なんかされてない？」
「何も、君らのこと聞かれたな
　嫉妬しないのかって」
リズ君の気遣ってくれるが何もないので心配はいらない

「Aが僕達に嫉妬？するわけないじゃン」
「Aそういう感情あるのか？」
「あるわけないじゃん～」
「アロン君、それ本人が言う言葉ですぞ」
「お昼とかどうしてたね、食堂？」
「ショッピ君に三階の空き教室に連れていかれて
　遠足班の人らと食べた」
私がそう言うとそれぞれで楽しそうに話してたけど
静かになる
「なんか怖いから気をつけるけど」
「なんか嫌な感じ～」