乙女ゲームのヒロイン (ページ24)

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乙女ゲーム24 ページ24

「ワイが後ろ座っただけで
　震えて席交代していたのに」
「環境が変わったので仕方ない」
「彼らのとこは空いてないですもんね」
ニヤニヤしてるショッピくん
「三人席が二人席になるなんてなぁ」

わざとらしい言い方に腹が立つ
元々三人席から二人席になる事は分かっていた
この前のテストでクラス全体がいい成績を収めたので
机の配置が変わると担任が言っていた
最終的には、一人の机になるルール
前は一人一つの席が当たり前だったので
ちょっと違和感はある

「彼ら助けんでええんか？」
「なんで？良い機会でしょ、モテ期じゃん」
私がそういうとショッピは笑った
「やっぱ、おもろい人やん」
「見た目とのギャップがあるな」
「あんたが言います？」
「いやいや、笑わないクールな雰囲気醸し出して
　よく笑うとかギャップ萌え狙えてますやん」
「wwwヘッタクソな方言やな」

お昼になり、彼らが私の所に来ようとするが、
女の子達の壁が分厚い
頑張って声をかけてくれてるが何も女の子の声しか聞こえないのでお疲れ！の意味が伝わるように手をあげて
教室を出て食堂に向かう

「どこ行くんすか？」
「なんでショッピ君ついて来てるのかな、
　一人引き連れてるし」
くるくる天パの高身長の奴がいる
「いやだなぁ、僕の事覚えてないんか
　Aさんに冊子の場所教えましたやん」
「記憶の片隅にもないですなぁ」
「嘘やろ⁉」
「まぁ、あんたも連れて行きますけど」
ショッピに手首を掴まれ、上の階に登らされた