乙女ゲームのヒロイン (ページ13)

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乙女ゲーム13 ページ13

「何か嫌なことがあっタ？」
「トラウマみたいなのはあるけど
　生徒会自体に好き嫌いも無いよ」
「じゃあ、なんであんな反応を？」

ムーノルトくんにそう言われて少し考える
「朝みたいにただ一緒にいるだけで見られるのが
　個人的に嫌で、話してても見られるだろうから
　一緒に居て楽しいとも思わないし、疲れるからかな」
「じゃあ、私達はどうね？」
「時間が解決した」
私が真顔でそう答えると笑われた

いやウケ狙いじゃなくてね？
お忘れかも知れないが、みんな顔面偏差値が高すぎなん
イケメンが自分の近くにいるなんて
時間だけが解決するんだよ‼‼………それ以外無いわ
慣れるしかないじゃないか…

『イベント発生』

「揃ったな、では始める」
生徒会長さんを中心に話が進む
「Aさん寝んなよ」
隣のトントンさんの圧がかかった
何故か教室に入った時にトントンさんに
「お前は此処や」と椅子をひかれた
別のところに座りたかった…別のところに…

「返事」
「ハイ」
女の子達にはクスクスと笑われる

居心地が最悪すぎて寝れないし、マジで怖い

15分後には決め終わり、解散となった
「Aさん、明日は単独行動せんといてな」
トントンさんの言葉に固まる私

「え、自由時間もですか？」
「それ以外や、それじゃ自由やないやろ」
「確かに」
「明日は時間通り来るようにな」
生徒会長が全体に言うと
「間違えんなよ」とすぐにトントンさんに言われる

「トントンさんの中で
　私はどんだけ出来ない人なんですか？」
「無能」
「判定がものっそい雑ですね、お先に失礼します」
私は一番最初に教室を出た