乙女ゲームのヒロイン (ページ11)

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乙女ゲーム11 ページ11

今更だが、
学園では何故か三人組がセオリーなのだ
今まで組んでくれていたアロンくん、ローフェイくん
掃除当番で仲良くなったムーノルトくんと
ロウアくんと組んでいたフイス・リズくん
ここの五人と集まることが多かった

「…あれ、女の子って奇数？」
私一人女であるんだが…
「唐突だね～
　女子は十三人だから一人余るんだよ～」
クスクスと笑うアロンくん

「なぁニ、Aは俺達が嫌なのかイ？」
右頬を摘まれ、再度この距離の彼等に？マークがつく
「ローフェイくん、女ってのは怖いね
　さりげなくクラスを見渡してご覧よ」
彼等とゲームしているとたまに女の子達から睨まれる
…私、イベントそこまで回収してないんだが

「なら、自分達がショッピくんに絡まず
　俺らが挨拶した時に話しかけてくればいいのに」
大きい声で言わないムーノルトくん、好印象
「タン、いつも周りの奴に挨拶してたもんな
　クラスのほとんどにしてたんじゃないか？」
「そう、そん時に話しかけてくれば良いじゃん」
そう言いつつムーノルトくんはあがる

「今じゃ僕達だけ～」
「大丈夫ね、他のグループに話しかけてるぽいし
　良いんじゃない？…はいあがりね」
リズくんがゴールした
「負けた…
　リズくん強い、生き抜く力が強いのか…」
「Aが弱いだケ」
「Aだけは負けたくないね」
上品に笑うリズくん

「え、まさかの差別的なもの？」
賛同する他のみんな
「リンチ的なものに遭遇してしまったんだが？」
「無念～無念～」
「勝手に殺さんで」