【銀魂】えぇ？伝説の攘夷志士だぁ？阿保、私は唯の学校の先生だわボケェ【坂田銀時】

過去回想なんて糞食らえ ページ7

貴方side

ノリユキ「本当にいいのかい？」

「はい」

ノリユキ「じゃあ お菊 頼んだよ」

お菊「はいはい」

ノリユキさんは部屋から出て行き私とお菊さんの二人になった

お菊さんは私の腰まである髪を掬って名残惜しそうに最後の櫛ときをした

お菊「しつこいようだけど本当にいいのかい？ こんなにも綺麗な髪を」

「いいですよ 昔の私と決別したいので」

それに少しでも奴等の目隠しになれば

お菊「じゃあ綺麗に切ってあげよう」

「お願いします」

ざく、と音を立てて私の長い髪が切れた

・・・
私は渡された鏡で髪を見てみた

「お菊さん！ ありがとうございます！」

かなり気に入った

衛生面でも良いし、かなり動きやすい

お菊「さっぱりしたねぇ あぁそうだ Aちゃん 今日から女中の仕事やってくれるんだよねぇ」

「はい 此処に何もせずいるなんて‥」

お菊「全く、良い子だねぇ」

そう言って頭を撫でてくれた

これが、『温もり』

とうの昔に忘れてしまっていた『感覚』

「では女中さんのところに行ってきます！ 髪、ありがとうございました」

お菊「いいよ じゃあ、頑張って」

「はい！」

私は一礼してから部屋を出た

・・・
女中「じゃあ、買い物を頼みます」

「了解です」

私は買い物リストと財布を渡された

まぁ、これを全て買ってくればいいのだね

いっちょやりますか

・・・
道中、とんでもないことを考えてしまった

ノリユキさん夫婦の息子の部屋

誰も入った形跡もなかったのに『てれび』がついていた

‥ま、まぁ か、歓迎されていると捉えてもいいよね‥？

おぉ怖い怖い

すると大きな音を立てて爆発が起こった

は、こんな平和な街で？

私は急いで現場に向かった

男1「火を消せぇ！！」

男2「今やってるところだよ！！！」

なんてこった‥

すると中から6人出てきた

かなりの火傷を負っている

その中の誰かが

人「まだ中に店長とその奥さんが残ってる！ 誰か助けてやってくれないか！」

周りはザワザワするだけで行こうとしない

私は近くの鍛冶屋から刀を一振り借りてきた

「借りるぞ」

鍛冶屋「えっ、は？」

私は頭から水をかぶって中に入った

周りから止められる声がしたがフルスイングで無視だ

目の前に助けられる命があるんだ

もうあの頃の私と違う

・・・
中に入ると男が女を支えていた

熱い

喉が灼け爛れそうだ

「早く外に出るぞ！！」

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