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百十四コ目 ページ22

貴方side

私は顔から火が出るんじゃないかと思うくらい、恥ずかしくなってしまった

「ご、ごめんなさいっ!」

お茶を零さないようにしながらその場を駆け抜けた

曲がり角を過ぎたところで私は走るのをやめた

「はぁ… 土方さん、私のこと嫌いになっちゃったかなぁ… 別にそういう意味で言ったわけじゃないんだけどさぁ…」

沖田「何のことですかィ?」

「っそ、総悟! ってもう、お菓子食べてるの?!」

沖田「いや、あんな所に置いてあったら食ってくださいって言ってるのも同じモンでさァ」

「まぁ、そうだけどよ…ねぇ?」

沖田「このポテチ中々美味いじゃねぇですかィ どこで買ったんです?」

「近くのスーパーだよ 土方さんのマヨネーズを買いに行ったついでにね さ、中に入ろ」

沖田「開けまさァ」

「ありがとう!」

総悟は自分から襖を開けてくれた

ちゃんと気遣いできるんだなぁなんて思った

…人のポテチを勝手に食べるけど

テーブルの上にお茶を置き、お菓子の入っている棚を開けた

「甘いもの食べる?」

沖田「食べやす」

「りょうか〜い」

私はチョコパイのお菓子を出した

「…ねぇ、総悟?」

沖田「なんでふかィ?」

総悟は口いっぱいにチョコパイを含んでた

しっかりしてるけど、総悟は年下なんだよね

「鉄之助のこと、どう思う?」

沖田「いい駒にはなると思いやすけど、中々筋のある奴だと思いますよ」

「そっか、ありがとう」

沖田「…へーい」

「私もた〜べよっ!」

甘い甘いチョコパイを口に放り込んだ

この甘さが私の中で混沌を生んだ

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煎餅布団(プロフ) - よしなさん» ありがとうございます! 更新、頑張ります!! すみません、忘れていました‥( ´∀`)汗 (2017年9月17日 18時) (レス) id: 2de6b0e185 (このIDを非表示/違反報告)
よしな - とっても面白いですね!これからも頑張って下さい!更新楽しみにしております! (2017年9月17日 17時) (レス) id: 8444393bfc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:煎餅布団 | 作成日時:2017年7月31日 15時

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