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百十二コ目 ページ20

貴方side

総悟の分のお茶をお盆の上に乗せてゆっくりと零さないように廊下を歩いていた

道中、喫煙所兼たばこ販売機のあるところがあるのだが

「あ、人がいる…」

私はさっと角に隠れた

こう云うところって案外思わぬ収入を得られるからね

隊士1「なぁ、鉄之助って奴知ってるか?」

隊士2「あぁ、アレだろ 土方さんの小姓に着いたあの…」

隊士1「そうだよ 土方さんのサポート係はAちゃんなのにね」

隊士2「あ、でもAちゃん なんか倒れちゃったらしいよ?」

隊士1「何やってんだよ、副長〜 俺らの可愛い可愛いAちゃんを過労させるなんて…」

隊士2「そうだよなぁ んで、その鉄之助がどうしたよ」

隊士1「いや、彼奴本当に大丈夫なのか? 絶対怪しいし… まず態度がね」

隊士2「Aちゃんと比べちゃダメだよ だってあの子才色兼備の権化じゃあないか」

隊士1「そうだけどもなぁ なんならちょっとまじめにやって欲しいんだわ、彼奴は」

隊士2「無理だろ、あんな奴には…」

それは…

如何なんだろう…

するとガムを噛むくちゃくちゃという下品な音が聞こえてきた

そぉっと角から顔を出して様子を伺う

隊士達はびっと背を伸ばしている

しばらくの静寂がこの世界を支配する

「(あわわわ〜 修羅場…)」

すると鉄之助が頭を下げた

鉄之助「失礼します!先輩! 少しばかりそこを退いてください!」

「ん”ん?!」

隊士達「「ん”ん?!?」

如何やら鉄之助は土方さんのタバコを買いに来たらしい

なんかずっとブツブツ呟きながら悩んでる

…はぁ 仕方ないなぁ!

「土方さんのタバコはマヨボロだよ」

ポチっとタバコのボタンを押した

鉄之助「あ!A先輩!」

「先輩か如何かはわからないけどね」

鉄之助「何故知っているのですか?」

「何故って…何時もって程ではないけど一緒にいるからね」

隊士達「「ん”ん?!?!」」

ん?

誰かき…

「ん”ん?! 土方さぁん?!?」

隊士達「「?!」」

鉄之助「土方さん!」

其処には顔を少し背けた土方さんが居た

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煎餅布団(プロフ) - よしなさん» ありがとうございます! 更新、頑張ります!! すみません、忘れていました‥( ´∀`)汗 (2017年9月17日 18時) (レス) id: 2de6b0e185 (このIDを非表示/違反報告)
よしな - とっても面白いですね!これからも頑張って下さい!更新楽しみにしております! (2017年9月17日 17時) (レス) id: 8444393bfc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:煎餅布団 | 作成日時:2017年7月31日 15時

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