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百七コ目〜真選組動乱篇〜 ページ2

貴方side



新八「し、新入隊員んん?!」


月光斬り「あぁ そうだが?」


月光斬りはしかめっ面でそう言った


銀時「その刀‥」


月光斬り「‥‥」


銀時「どーっかで見たことあんだよな〜 なっだったけな〜」


月光斬りをみると唇を噛んでいた ぎゅっと拳を握りしめながら


月光斬り「糞がッ!!」


そう言って出て言ってしまった


銀時「あ、あれれれれ〜 なんか俺失礼なこと言ったっけ」


「あ〜‥ そうか」


辛いもんな‥


私は月光斬りを追った


・・・


・・・・・・


「月光斬りッ!!」


月光斬り「主殿‥」


細い路地裏にちょこんと体育座りした月光斬り


月光斬り「今の主は主殿なのに‥どうしてッどうしてこんなにも苦しいんだ‥!」


「仕方ないっていったら傷つくんだろうけどさ 一緒に戦ってきたんだ その記憶は決して消えていないはずだよ」


月光斬り「そう‥なのか?」


「戦った記憶は消えない 人を傷つけた記憶も消えない 私だってそう この仕事 正しい道で真実に基づいて使ってるからいいけど 無理矢理『はい』なんて言わせたりしたらって考えるとゾッとするの 昔何度も考えた だから記憶は消えない」


月光斬り「主殿‥ありがとう 俺そろそろ戻ります」


そういってパッと立ち上がった


月光斬り「頑張って主殿 俺も主殿の為に尽くすから」


「そっちこそ ありがとうね」


そう言うとあの桜の花弁を散らしながら刀の姿に戻った


私は月光斬りを握りしめその場を去り鍛冶屋に向けて足を進めた


・・・


・・・・・・


「おっかし〜な〜」


鍛冶屋に行って鉄子ちゃんに聞いても『もう帰った』って言われたし‥


ま、屯所に帰りますか


・・・


・・・・・・


「ただいまでーす」


いつになく静かである


帰ってくると山崎さんとか隊員のみんなが『おかえり』なんて言ってくれるのに なんだか寂しいや


自分の部屋にでも行こう


ブーツを脱いで廊下を歩いていた


すると背後からこちらに寄ってくる足音が聞こえた


いきなり床に体を押さえつけられてしまった


「いだッ!! なにすんのよ!! 離して!!!」


犯人が誰か見る為、横目で確認した 伊東さんだった


伊東「離すことは出来ないな 然しなんだその態度 女は皆大和撫子の様であれと言われてこなかったのか」


「いいから 離してッ!」


伊東「僕は君のことが気に入ったんだ 君をこのまま攫い君を嫁にしてやろう」

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煎餅布団(プロフ) - よしなさん» ありがとうございます! 更新、頑張ります!! すみません、忘れていました‥( ´∀`)汗 (2017年9月17日 18時) (レス) id: 2de6b0e185 (このIDを非表示/違反報告)
よしな - とっても面白いですね!これからも頑張って下さい!更新楽しみにしております! (2017年9月17日 17時) (レス) id: 8444393bfc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:煎餅布団 | 作成日時:2017年7月31日 15時

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