【銀魂】えぇ？伝説の攘夷志士だぁ？阿保、私は唯の戦場医だわボケェ【坂田銀時】

爆発 ページ43

貴方side



「じゃあ 私は距離を取ることにするわ」


銀時「そうしろ」


私は近くの森の方へ行き銀時達を眺めていた


すると橋、いや列車の一部が爆発した


「なっ！！」


銀時も驚いているようだ


「銀時ッ！！神楽と新八は？！」


銀時「あの中だ！！」


‥私、今被験体よりも先に神楽と新八の心配を


私はどうやら銀時達に『情』が湧いてしまったようだ


生徒達を守る、大切にするのは自分がそうしてもらったから


憎むべき銀時‥でも気持ちはあの頃と変わらないようだ


私は列車の方へ向かった


銀時「おいッ！！ 何処に行くんだ！！」


「助けに行くに決まってンだろ！！！」


被験体集めなんて言って私は『人殺し』をする理由が欲しかっただけなのかもしれない


今は被験体なんかよりも『大切』なものがある


走って向かっていた


が


足が何かに引っ張られ転んでしまった


何の線‥？！


手で切ろうとしても線が私の手に食い込むだけで切やしない 試しにメスを取り出して線にあてたが無理だった


線の元を辿っていくと河上万斉だった


「くそッ‥！！屈辱だよ‥ッ」


鋼の錬金術師のエンヴィーを思い出した←


私は両手を地面につき立ち上がった


こうとしている間に神楽と新八が‥


だから、だから、だから！！


立たなきゃいけないんだ


ぐににににと線が私の足に食い込む


つぅっと液体が靴に伝う


「銀時ッ‥！って‥」


銀時は私なんかよりももっと線に纏わられていた


こうしちゃいられない


ボロボロの刀を握りしめ河上万斉に立ち向かった


「くぅっ‥！！」


剣術は苦手なのに


昔銀時かり教えてもらった『型』を思い出してそれを応用する


勉強と何ら変わりない


が


斬れるはずもなくそのまま糸を利用されて銀時のところに飛ばされてしまった


頰を打った


白衣を着ていたから腕とかは擦り傷で済んだがストッキングが破れてしまった


銀時は苦しそうな顔をしながらニッと笑って


銀時「えろっ」


「氏ね」


転がったままでいると河上万斉が口を開いた


河上「昔伝説の攘夷志士として名を挙げた者達の此のような滑稽な姿を見た晋助殿はどのように思うだろうか」


「晋助の考えなんてどうでもいいわ」


銀時「同感だぜ」


私は『命の恩人』の言葉を思い出した


【自分の為に生きなさい】


あの時は守れなかったけど今度こそは守るよ


「他人がどう言おうが関係ない！！ わたしは守りたいものを全力で守る！！」

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