【銀魂】えぇ？伝説の攘夷志士だぁ？阿保、私は唯の戦場医だわボケェ【坂田銀時】

鉄格子から伸ばす手〜過去回想篇〜 ページ26

貴方side



今日から被験体についての研究に参加させてもらえるらしい


どういう実験かというとアルタナの変異体 虚の血を使って不死身の兵を作る実験らしい


私は白衣を身につけ研究室に向かった


誰もいない廊下に私の靴がコツコツとなる


部屋に入ると手足を拘束され目隠し猿轡をされた被験体がずらりと並んでいた


中には震えている者もいた


ど隷でも買って被験体にしたのだろう


向こう側から実験が始まっている 白衣を着た数名の研究員が集まっていた


「すまない 遅れた」


研究員1「お気になさらず‥」


研究員2「どうぞこの手袋とマスクを」


私はそれらを身につけ実験を眺めていた


どうやら採取した血を入れるらしい


研究員が1パックの血を用意した


其れにチューブを繋ぎ針を被験 体に刺した


被験体「ん"ぐ！！？？」


突然の痛みに体を震わせたようだ


血がどんどん被験 体に流れていく


「因みに被験体とは血液型は同じじゃないのか？」


研究員3「違います」


「其れは駄目だろっ！！被験体が死んでしまう！！」


研究員4「甘いことを仰らないでください」


研究員1「これこそアルタナの変異が起こればの話ですから」


きっと輸血した急には反応は出ないだろうからしばらく観察するとしよう


「極力同じ血液型の者を‥(研究員2「それでは時間が足りません」


「それもそうだが数がいずれかは足りなくなってしまうだろ！？」


研究員3「そしたらまた買えばいいだけの話です」


此奴ら‥最低だ‥


頭がおかしくなりそうだ‥これは人間の所業じゃない


私は研究室から無言で出て行った


戻るは朧の部屋


確か朧は休みだった筈だ


文句を言おう


「朧っ！あれは一体なんなんだ！！とても正気とは思えん！！」


朧「‥それが奈落のやり方だ」


「何それ‥こんなの‥こんなの間違ってる！！私はもっと人を治せると思ってた‥でも、でも！！」


朧は私に近寄り肩を掴んだ


朧「お前は俺の命令に黙って従ってればいい その為に此の印を入れたのだろう」


そう言って私の胸元の焼印にてを当てた





その時の朧の顔はなんだか悲しみを持っていた

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