カミサマ25 ページ28
三日月side
三日月「これはまずい」
愛娘の黒く荒れる様子を見てそう、言葉が漏れた
時雨の机の上に置いてあった資料が部屋の中で激しく舞い、偶に肌に触れると切れるほどだった
時雨を抱き寄せAを見た
A は頭を抱え込み蹲った
時雨「どう、して」
三日月「…良くは理解らない だが、この力は」
すると廊下から走る音が聞こえて来た
数人、この危機を察して来たようだ
時雨は身体を震わせて居る
加州「主ッ！！大丈夫？！」
時雨「大丈夫ですよ！少しAと喧嘩してしまったの！」
加州「…そう！わかった」
わかったと返事が来たが一行が帰る様子はない
一応、何があっても良いように外に待機をして居るのだろう
蹲って居たAがふらりと立った
俺は自分の娘であるのにもかかわらず【恐怖】を感じてしまった
顔は暗くて良く見えない
すると腹から身体に手を突っ込み『何か』を取り出そうとして居た
然し、抜けない
時雨「…真逆」
すると加州が中に入ってきた
背後には新撰組の刀以外にも居た
加州は時雨と俺のことを見てからAを見た
加州はずるりと一歩引き退がった
Aは顔を上げ加州を睨んだ
目は虚ろだった
そしてAの足元に禍々しい沈が出来た
そこから骨の腕が出てきた、それも大量に
時雨「どうして…」
三日月「大丈夫だ 加州に任せよ」
加州の手を握り決心した顔を見てそう言葉を出せた
加州「何やってんだよ！！さっさと目を覚ませッッ！！」
パンッと乾いた音が響いた
Aはその拍子に倒れた
少しの間、この空間に静寂が流れ あたりから黒いモノ全てが引いていき、明るくなっていく
加州も驚いて居るようだ
そしてAの目を普通に戻った
「痛ったッ！！！パパ上にもぶたれたことないのにッ！！」
時雨「良かった…」
すると時雨は涙を流し、Aの元に寄って行った
俺もAの元に行き妻と娘を見つめる
加州はAに抱きつき大声を出して泣いた
「ゑ、待って なになに？！」
ほっと息をつけるような、つけないような心境になったこの一つの事件だった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 180人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
【文豪ストレイドッグス】恨んで、愛して そして然様なら【太宰治】【武装探偵社】
【名探偵コナン】来世は降谷さんのペットがいい。【安室透】【降谷零】 【銀魂】えぇ？伝説の攘夷志士だぁ？阿保、私は唯の戦場医だわボケェ【坂田銀時】もっと見る
「刀剣乱舞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
煎餅布団(プロフ) - 鶴さん» ありがとうございますぅぅ...泣泣 頑張らせていただきます、、、！ (2019年5月24日 13時) (
レス) id: 2de6b0e185 (このIDを非表示/違反報告)
鶴(プロフ) - 初めて見たんですが、とっても面白いです！更新頑張ってください！応援しています！ (2019年5月20日 21時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
煎餅布団(プロフ) - フユキさん» ？「特別ボーナス？昇進？結構ですよ どうせ…」？「褒めてやる」？「！！そ、そこまで言われちゃあしょうがないなぁ！」 加州「（なんか似てる気がする）」時雨「軽めのクロスオーバー…」 (2018年3月21日 19時) (レス) id: 2de6b0e185 (このIDを非表示/違反報告)
フユキ(プロフ) - なんか時雨さんと加州のやりとりを見て、文スト思い出しました(笑) (2018年3月21日 19時) (レス) id: 700d4b33cd (このIDを非表示/違反報告)
煎餅布団(プロフ) - フユキさん» ありがとうございます！！ 本日、更新しますので！ (2018年3月4日 16時) (レス) id: 2de6b0e185 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：煎餅布団 | 作成日時：2017年12月13日 20時
