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twelve ページ14

Ren. Side









着替え終わった彼女の姿をもう一度しっかりと見る。
頰には涙の跡、濡れた髪、悲しそうな顔

それらが彼女に何があったかを表しているかのようだった。






「何があったか話してくれない?」





あ、今明らかに不安そうな顔してる。

話したくないのか?
それとも怖いのか?





「ほら、こっち来いよ。」





そんな彼女の腕を引いてぎゅっとしっかりと抱きしめる。
どこにも行ってしまわないように。
壊れてしまわないように、優しく。









本当は、たまに思うんだ。
俺はAが目が見えないのをいいことに抱きしめたり手を繋いだりして

俺ってほんま自由勝手やなぁって。
もしかしたらAには好きな人がいるかもしれない。そんなことすら俺は考えてない。





アイツは俺の顔を知らない。
俺のことを見えない。
だからもし目が見えてしまったらどういう反応をするかが本当に怖い。怖くて仕方ない。









『廉……』









ぎゅーって音がつきそうな感じに思いっきり俺に抱きしめ返す彼女。

かわいすぎる。だなんて思っちゃったりね









「俺が守る。守るからさ。」









何があったか教えて?
そういうと彼女は静かにこくりと頷いた。







___





『的なことがありました。』




彼女の言葉に俺は驚いた。
俺がしっかりAを見てなかったから

それに今まで俺のこと好きな人達がAの目が見えないのをいいことにAを睨んだりバカにするようなことしてたりしたのを俺は知ってた。

でも俺は何にも言わなかった。
だからこういうことに繋がったんだろう。









「そっか、辛かったな。」









よしよしだなんて頭を撫でてる俺は臆病者。
Aに水かけたのは恐らく俺のファンだなんて怖くて言えない。

彼女を慰めるだけで何にもしてない。









守るなんて言葉ではいってるくせにね。

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設定タグ:永瀬廉 , 平野紫耀 , ジャニーズJr.   
作品ジャンル:恋愛
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(プロフ) - 続き見たいです、お願いします!更新続けてください (2018年1月30日 18時) (レス) id: 4e2b67f2e2 (このIDを非表示/違反報告)
いっちゃん(プロフ) - 更新、続けて下さい!! (2018年1月22日 15時) (レス) id: 902cfff11d (このIDを非表示/違反報告)
佐藤あかね - お願いします、更新を続けてください!応援しています! (2018年1月20日 16時) (レス) id: d33008032f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫央 | 作成日時:2018年1月16日 16時

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