ビートボクサーの仲良しちゃん

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「前、私ぜっっっっっっったいに誰にも見せないでって言ったよね？？？？」

ひ『え〜…何かの間違いじゃない？』

「ヒロくん？？？？？？？？？」

ふ『え、ヒロ、あの動画見せないでって言われてたの？なんかごめん…』

ひ『いや…大丈夫…』

「ふうがくん、あなたは何も見ていません。そしてヒロくん、あなたの写真フォルダにあの動画はありませんでした。いいですね？？」

ふ『洗脳始まったけど？！？！ヒロくんいけないんだーー！！笑』

ひ『いやふうがくんそっち側なの？笑』

まあ、あの動画を見られたことはほんっっっっとうに恥ずかしいけど、このわちゃわちゃ感を引き出せたからなんだかんだ言って良かったのかもしれない…(？)

「てか、ヒロくん、私ヒロくんの全SNSチェックしてたけど、全然彼女公表する気なくないですか？！？とうとう約束してたふうがくんに会いに行く日になってしまいましたけど？？」

ひ『あーそれはちゃんと訳があって…最初に紹介するのはふうがくんがいいと思って。Aは知らないかもだけど、結構ふうがくんに相談のってもらってたんだ』

ふ『もう大変だったんだからね？？ヒロ、Aちゃんが絡むとすっげーめんどくさい奴だったから笑』

「えっそうなの？ヒロくん？」

ニヤニヤしながら核心をつくと

ひ『……うるさい』

ふ『あれ？ヒロくん照れていらっしゃいますか？』

ふうがさん煽り体制全開すぎて吹きそう。てかヒロくんもかわよ。何この最高のコンビたち。アジチャン神。

ひ『…そう、だからふうがくんにちゃんと正式に教えてから、動画で公表しようと思って』

「なるほどね〜ヒロくんにもそんな考えが…って動画？！？
」

ひ『え？何か驚くとこあった？』

「え、いやうん、驚くところしかなくない？？Twitterとかで”彼女ができました”くらいの文章をツイートすれば良くない？？」

ひ『えーでも動画だとたくさんA写せるじゃん』

「え、ふうがくん、私って顔出し確定なんですか？」

ふ『え、俺Aちゃん関係は全部ヒロに任せてたから全く知らないんだけど、俺もツイートとかだけかと思ってた笑』

ふうがくんと私はヒロくんの恋愛に対しての盲目度に若干引き気味になり、真顔で互いの顔とヒロの顔を交互に見る。

ひ『そこ、何ひそひそ話してるんですか』

ふ『あ、ごめんごめん。うっかりうっかり』

「ねえヒロくん、私って顔出しするの？」

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