第6話 ページ7
紅葉side
(夢主)を連れて、車を待たせてある場所まで歩いていく。
本来なら車の方が迎えに来るのだが、今回は車を呼ぶ黒服が居ない為自分の足で向かうことにした。
(夢主)と二人で話せたら、なんて考え、歩いて行くことを選んだが、先程から(夢主)が一言も喋らない。
急に抱き締めたのがいけなかったか....?
いや、動揺してはいたが、厭そうではなかった.......はず。
やはり、マフィアに入るのが厭なのではないか?
犯罪組織じゃ、無理もない.....。
でも、入るというのにはあまり抵抗が無いように思えた。
では他に何かある、と考えた方が自然なのか...?
紅「.....」
悩んでも何も解らず、気紛れに(夢主)の顔を覗く。
やはり此奴、整った顔立ちをしておる。
綺麗だが、どちらかと云うと可愛い系、と云った感じか。
.....
紅「(夢主)、お主、両親どちらかに西洋人は居ったかの?」
ふと、気になっていたことを問う。
(夢主)は正面に向けていた顔を斜め上に上げ、私を見た。
.....愛い。
『?んー、そうだっけ?
聞いたことないけど.....
あ、たしかお母さんがギリシャ人とのハーフだったよ。』
(夢主)がまた、ニコニコと微笑み(?)ながら云った。
紅「ほぅ、ギリシャか。母親、となるとクォーターかの。
.....成る程...道理でのぉ...」
『............道理でって....なにが?』
紅「あぁ、少々顔立ちや瞳の色が変わっていたのものでのぉ。気になったのじゃ。」
『........ふーん、そっか。』
ニコッと笑った後に再び前を向いた(夢主)。
少し気になる点もあるが、機嫌も治って話もしてくれるようだし私としては万々歳じゃ!
それからは(夢主)と話をしながら車まで歩き、拠点へと向かった。
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あまり望ましくはないが、後で少し探りを入れてみるか。
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銀砂売り子 - 面白い!更新楽しみにしてます! (2022年7月30日 15時) (レス) @page7 id: 106608bd1e (このIDを非表示/違反報告)
こうは@Luna#推しが尊い(プロフ) - めっちゃおもしろいです!更新頑張ってください!! (2022年3月5日 8時) (レス) id: 908f16ce99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:景ちゃんくん | 作成日時:2021年7月5日 2時