【おそ松さん】素直になれない松野家六つ子の恋愛事情

第三十松 ページ35

｢ふう。｣






病院の中にあるソファに座ってカラ松兄さんの帰りを待つ。






兄さんは1人で大丈夫だと言って、審査室に入っていった。







それからかれこれ10分程経つ。







流石に暇になってきたので、スマホをいじってみる。






しばらくアプリで遊んでたら、隣のドアがガラッと開いた。







音の方を向くと、カラ松兄さんが包帯やギプスで痛々しくなった姿が目に入った。






｢だ、大丈夫！？｣





カ｢ああ、お医者さんが少し大袈裟でギプスまでつけてくれてな。｣






そう言って小さく笑った。





カラ松兄さんは、少し動いたときに痛そうに顔を歪めた。






そこまで、痛かったのか






それなのに、１日置いて病院に連れてきてしまった。







昨日、あの時すぐに連れていってあげればよかった。






そんな後悔で、ポロッと涙が零れてくる。






カ｢！？
A、どうした！？｣





カラ松兄さんは慌てて私の前にまわって、心配そうに私の顔を覗き込んできた。





｢っ、ごめんなさい･･･っ！
ごめんなさい、ごめんなさい！｣





無意識に、懺悔の言葉が口からこぼれる。






カ｢A？何のことだ？何を謝っているんだ？？｣





｢カ、ラ松兄さん、痛かったよね･･･っ？
昨日、病院連れていってあげれなくてっ、･･･！｣






止まれ





止まれ





涙が次々に溢れてくる。





違う、カラ松兄さんを困らせたかった訳じゃないんだ。





カ｢何を言ってるんだ、Aが病院に連れてきてくれただけ、嬉しいことだろ？｣




そう言って優しい笑顔で微笑みかけてくれた。






カ｢兄弟達にも迷惑をかけてしまったかもしれない。後で謝っとかないとな。｣






その言葉に、更に涙が溢れてきた。







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最近、全然更新できなくてすいませんでした！！
受験が一旦落ち着いたので、少しだけ帰ってきました(๑ ˙˘˙)/

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