いつめん！！ (ページ3)

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今朝いつも通りに家を出て、なんかいい事がありそうな気がしたからいつものローファーじゃなくお気に入りのスニーカーに足を突っ込んで大好きな曲を聞きながら学校へ向かっていた。

うるさい三人に会うこともなく、ほくほくしながら生徒玄関について下駄箱に入っている上履きのスリッパを取り出そうとしたとき、いつもとは違う違和感にすぐ気がついた。スリッパに鎮座する折り畳まれたルーズリーフ。

そっと手にとって開いてみるとそこには少し汚い字で“放課後、中庭の花壇で待ってます”の一言。嘘だろおい。告白？告白なの？え？こんな少女マンガみたいなことある？え？？？うっそAちゃんついにモテ期到来しちゃうの？

BH「いやどう考えてもいじめだろ。ついてってやろうか？」

ルーズリーフを抱きしめながら教室に向かい、年中モテ期であるビーグルとギョンスくんにどうだ！と言わんばかりにルーズリーフを掲げるとベッキョンがそれをひったくってぽいっと床に落とした。こいつまじでさぁ…！

「なにすんの！！絶対告白の呼び出しだから！！」

CY「いやいやベッキョンの言うとおりきっと俺らと仲良いAちゃんに嫉妬した誰かが呼び出したんだよ」

「少女マンガではそういう時の呼び出しは手紙じゃなくて正々堂々真正面から来るもんなの！だからこれはラブレターなの！！」

CH「夢見る少女じゃいられな～い」

「ごめん夢とかじゃなくて今日なんかいい事ある気がしたから絶対に告白なんだってば」

DO「変な男だったら危ないから僕後ろの方からみててあげる」

「ギョンスくん大好き結婚しよ」

思いっきり叩かれた。ベッキョンに。こいつ本当最近なんか変じゃない？なんなのまじで。

BH「で、どうすんの」

「は？行くに決まってんじゃん」

BH「ちげーよ返事だよ」

「そんなの相手がまだ誰か分かんないんだからわかんないよ」

CY「……」

CH「…なぁ、Aちゃん」

なんだか深刻な顔をしたチャニョルとジョンデ。ベッキョンもなんか不機嫌だし。三人してなんなの、頭おかしくなった？…元からか。

「なによ。何がなんでもわたしは行くからね」

CH「行ってもいいねんけどさ、返事は今日すぐしたらあかんで」

「…それは分かってるよ、わたし来るもの拒まずで散々失敗してきたからちゃんと考えるもん」

CY「よしよし、いい子」

「子ども扱いすんな！！！！！」

んー、やっぱりなんかベッキョンが変。