四十二 ページ42
「A、お帰りなさい」
「ただいま帰りました。ショッピくん」
医務室へやってきたショッピに返事をし、煙草を取り出す
すると、ショッピから取り上げられる
「こんな体に悪いもの、吸っちゃダメです」
「病人扱いしないでください」
「病人扱いじゃなくて、とりあえず吸っちゃダメですー」
Aから取り上げた煙草に火をつけるショッピ
「ショッピくんが吸うんですか。体に悪いですよ」
「俺は体悪なっても大丈夫やから」
「そんな人この世界に居ません」
そんなやり取りをしているとショッピの肩にゴミが着いていることに気がつく
ショッピに近づき、肩をパッパっと払う
「ゴミ、着いてましたよ？」
「あ、ありがとう」
少し顔を赤らめるショッピ
そんなショッピの表情が移りAの顔も少し赤くなる
するとショッピから手を掴まれる
「A、俺まだAのこと好きやで？」
真っ直ぐに伝えられる
Aは誤魔化そうと口を開く
「い、いや、私あと1年半ですし」
「A」
名前を呼ばれドキッとする
「恋愛に、余命なんて関係あらへん。
俺はずっとAの事が好きや」
しっかりと気持ちを伝えられ頬が赤く染まる
「Aは、俺の事…どう思ってる？」
「…好きですよ。ショッピくん」
予想外の答えにショッピは「へ？」と声を出す
「だからショッピくん、私も好きです。
これ以上を女に言わせるつもりですか？」
ショッピは顔を赤らめ少し黙り、また口を開く
「俺と付き合ってくれへん？」
「はい、喜んで」
ショッピとAはそっと重ねるだけのキスをする
「でもショッピくん。本当に私で良いんですか？
すぐ、貴方の元からいなくなっちゃう」
「そんな事ええんや。
今、俺がしたいと思ったことをする
人生そんなもんやと思わん？後の事なんて後で考えればいい」
ショッピの答えにクスッと笑い「そうですね」と答える
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ヒメリ - めちゃくちゃ泣きました、ゔぅぅぅ声を荒げて泣きたいぃぃ (11月10日 0時) (
レス) @page50 id: 15632a9ca1 (このIDを非表示/違反報告)
白米の無い弁当 - ぁぁ…こんな神作品こりゃ泣くわ……グズｯ泣く時声出さへんけど声出ちまった………ゔわぁぁぁぁぁん… (2023年5月7日 20時) (レス) @page50 id: b86b104ca2 (このIDを非表示/違反報告)
りと - ああもう、泣かせますねぇ…。苦しいけど、前を向いて生きていく姿に更に泣かされました。気の利いた言い回しは出来ませんが、本当に素晴らしい作品だということだけ、伝えさせていただきます。お疲れ様でした。 (2023年5月5日 19時) (レス) @page50 id: 3c068a4e58 (このIDを非表示/違反報告)
うぬっぴ - 泣きました。泣いてる時に、テレビからちょうどよく、悲しい感じの歌が流れてきて…。壁に頭を打ち付けながら、『泣けるハッピーエンド』と言いながら泣いてました。最高の作品です！読んでて楽しかったです！ (2023年1月2日 20時) (レス) @page50 id: 07186dcafa (このIDを非表示/違反報告)
サラミ - めちゃくちゃ泣きました。本当に素晴らしい作品をありがとうございます。ちょっと布団取ってきますね。バスタオルだと足りなくて･･･() (2022年9月20日 21時) (レス) @page50 id: 82adb6822c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨宮 | 作成日時：2022年8月5日 18時
