四十一 ページ41
門の前に立ち止まる
「門番さん、お久しぶりです」
Aの声を聞いた兵士は返す
「Aさん！お久しぶりです！おかえりなさい…！」
「ただいま戻りました。これからまた、よろしくお願いしますね」
「はい…！」
門番にでは、と言って中に入っていく
中に入ると、すぐに兵士たちがAの元に集まってくる
「Aさん…！お帰りなさい！」
「はい、ただいま戻りました。元気にしていましたか？」
「はい！とっても元気です！Aさんはどうですか？」
「私もとっても元気ですよ。これからまたよろしくお願いします」
「こちらこそです！」
歩く度に兵士たちが近寄って話しかけてくれる
意外と、好かれてたんだな。Aは思う
帰ってきて初めに行くのはやはり、総統室だ
扉を叩くと入って良いと言われるので中に入る
「総統閣下、これから少しの間ですがまた、よろしくお願いします。」
「嗚呼、よろしく頼んだゾ」
その後少しグルッぺンと会話をした後Aは医務室に足を進めた
医務室の扉をコンコン、と叩くと中から「どうぞ」と声が聞こえる
Aが軍医をしていた頃、良く手術や治療を手伝って、補佐をしてくれていたベテラン衛生兵の声だ
ガラガラッと扉を開き「お久しぶりです」と声をかける
「！！ Aさん！」
「Aさん！お久しぶりです！」
中へ入ると衛生兵が3人いた
「あれ、皆さん居ましたか」
「Aさん、、本当にお久しぶりです、」
「はい。突然居なくなってしまって申し訳ないです。
体が弱ってしまって」
そういうAに衛生兵は暗い顔をする
「…Aさん。余命がついたって、本当ですか？」
Aはどこまで広まっているんだと思いながら返事をする
「実は、長くて1年半でして」
その言葉に衛生兵達は顔を暗くする
「そんなに暗い顔しないでください。残り1年半でも一緒に入れるんですから。ね？」
そういうAに衛生兵達は「そうですね…」と返し病名だけ聞き医務室を出ていく
Aはその後もどこか懐かしい軍の基地をまわっていく
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ヒメリ - めちゃくちゃ泣きました、ゔぅぅぅ声を荒げて泣きたいぃぃ (11月10日 0時) (
レス) @page50 id: 15632a9ca1 (このIDを非表示/違反報告)
白米の無い弁当 - ぁぁ…こんな神作品こりゃ泣くわ……グズｯ泣く時声出さへんけど声出ちまった………ゔわぁぁぁぁぁん… (5月7日 20時) (レス) @page50 id: b86b104ca2 (このIDを非表示/違反報告)
りと - ああもう、泣かせますねぇ…。苦しいけど、前を向いて生きていく姿に更に泣かされました。気の利いた言い回しは出来ませんが、本当に素晴らしい作品だということだけ、伝えさせていただきます。お疲れ様でした。 (5月5日 19時) (レス) @page50 id: 3c068a4e58 (このIDを非表示/違反報告)
うぬっぴ - 泣きました。泣いてる時に、テレビからちょうどよく、悲しい感じの歌が流れてきて…。壁に頭を打ち付けながら、『泣けるハッピーエンド』と言いながら泣いてました。最高の作品です！読んでて楽しかったです！ (2023年1月2日 20時) (レス) @page50 id: 07186dcafa (このIDを非表示/違反報告)
サラミ - めちゃくちゃ泣きました。本当に素晴らしい作品をありがとうございます。ちょっと布団取ってきますね。バスタオルだと足りなくて･･･() (2022年9月20日 21時) (レス) @page50 id: 82adb6822c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨宮 | 作成日時：2022年8月5日 18時
