三十八 ページ38
Aが軍を出ていき1年が経った
皆の悲しさもだんだんと過去の記憶になっていく
その日は珍しく軍全体が休みらしく、
幹部たちは、日頃のストレスを発散しようと城下に出る
皆で色々な店をまわり、ギャーギャーと騒いで楽しむ
誰かが城下を探検しようぜ！と蛇道に入っていく
「迷子になるで！」などと言ってついて行く幹部たち
蛇道を進んでいると大通りに出た
目の前には立派な建物が建っている
「はえー、こんなとこあったんやな」
建物をまじまじと見る幹部たち
すると建物の中から人が出てくる
「外で遊ぼー！」
大勢の子供が出てくる中に1人、女性が立っている
「ちょっと！もうちょっとでご飯なんだからマザーに怒られるよー？」
「Aちゃんも外で遊ぼうよ！！」
「ほんとにあんた達は、、ちょっとだけだからね？」
聞き覚えのある声、見覚えのある容姿。
間違いない。あれは
「A…？」
ショッピが言う
すると女性はバッと立ち止まり、驚いた顔をする
「え…なんでここに」
「A！こんなとこで何してんねん！」
「急にやめて心配したんやぞ！！」
幹部が次々に集まってくる
「皆さんこそ…どうしてここに居るんですか」
Aがそう言い切ると建物の中から声がする
「みんなー！ご飯できたから中に入りなさーい」
中からの声に子供たちは「はーい」と反応し中に入っていく
「Aちゃん、お皿並べるの手伝って…、どちら様？」
「ごめんマザー！昔の同僚が会いに来てくれて。ご飯大丈夫だから客間使ってもいいかな？」
ニコニコと笑って話すAに幹部は驚く
普段、Aは真顔で敬語を外すことはなかったからだ
「そう、お客さんね。使っていいわよ、お茶用意した方がいいかしら？」
「自分で用意するから大丈夫だよ。ありがとう」
そう話したあとAはこちらです。と幹部たちを客間へ案内する
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ヒメリ - めちゃくちゃ泣きました、ゔぅぅぅ声を荒げて泣きたいぃぃ (11月10日 0時) (
レス) @page50 id: 15632a9ca1 (このIDを非表示/違反報告)
白米の無い弁当 - ぁぁ…こんな神作品こりゃ泣くわ……グズｯ泣く時声出さへんけど声出ちまった………ゔわぁぁぁぁぁん… (2023年5月7日 20時) (レス) @page50 id: b86b104ca2 (このIDを非表示/違反報告)
りと - ああもう、泣かせますねぇ…。苦しいけど、前を向いて生きていく姿に更に泣かされました。気の利いた言い回しは出来ませんが、本当に素晴らしい作品だということだけ、伝えさせていただきます。お疲れ様でした。 (2023年5月5日 19時) (レス) @page50 id: 3c068a4e58 (このIDを非表示/違反報告)
うぬっぴ - 泣きました。泣いてる時に、テレビからちょうどよく、悲しい感じの歌が流れてきて…。壁に頭を打ち付けながら、『泣けるハッピーエンド』と言いながら泣いてました。最高の作品です！読んでて楽しかったです！ (2023年1月2日 20時) (レス) @page50 id: 07186dcafa (このIDを非表示/違反報告)
サラミ - めちゃくちゃ泣きました。本当に素晴らしい作品をありがとうございます。ちょっと布団取ってきますね。バスタオルだと足りなくて･･･() (2022年9月20日 21時) (レス) @page50 id: 82adb6822c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨宮 | 作成日時：2022年8月5日 18時
