表情筋死んでるガール【wrwrd】

二十四 ページ24

コンコン、部屋の扉が鳴らされる


「はい」ガチャリと扉を開けるとショッピがたっている

「どうされました？」
昔と立場が逆だなと思いながらショッピを見つめる


「A、新幹部昇進おめでとう
明日、お祝いするんで外行きません？」

「ショッピくん、ありがとうございます。
是非、行きましょう」

案外嬉しそうにしてくれるAにショッピはほっと安堵する

「明日、12時に迎え来るわ
食堂行って飯だけ食って行こか」

「そうですね、ありがとうございます」







朝、７時に目が覚める
毎日8時からの仕事のせいで７時に起きるのがもう日課となっている

前回ショッピと買った服を着て、城下にでるのでおめかししてやろうと顔に化粧を施していく


準備が終わると、本日分の書類だけでも終わらそうとトントンの部屋へ行く

廊下を歩いている間、兵士からの視線が集まる

普段ずぼんに白衣のAからは想像もつかない可愛らしいロングワンピースを着ていて、顔も化粧をしているので元々顔の良いAは注目の的だ


コンコン、と扉を叩く

「入ってええでー」

扉を開けると当然のように目の下に隈を作るトントンと目が合う

「失礼します。本日分の書類を」

「なっ、ななななんやその格好！？」

「ああ、本日、ショッピくんと出かける予定でして」

「そ、そそうか…出かける日まで書類渡してもうてすまんなあ」

「いえ、トントンさん、1人で頑張りすぎてはいけませんよ」

普段とは違う格好で言うAは誰が見ても美人だと言えるだろう


バタンと扉が閉まり、Aが出ていったあとも童貞のトントンは顔が真っ赤だった。



ーーー
総合順位1位、、ありがとうございます！

雨宮は豆腐メンタルなのでコメントの通知が来る度アンチだったらどうしよう、、とびくびくしながら開いていますが、アンチコメントではなく優しい読者さんが多くて安心しています、、

読者の皆さん本当にありがとうございます！
コメントモチベになります！！お気に入り登録も！評価も！！単純なので全部全部モチベです！！！！

ありがとうございます、！！！

二十五→←二十三

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す