二十三 ページ23
いつものように医務室で書類を書くA
時間を見ると7時だ
今は日没が早く、空を見るともう月が顔を出している
ガラッと扉が開く音がする
「Aちゃぁ〜ん、、女の子に振られちゃった慰めて、、」
「また鬱さんが浮気でもしたのでしょう。女性に謝ってきたらどうですか」
「謝ったんや〜、けどもう知らない！って…」
「いいじゃないですか。他にも女性は腐るほどいるのでしょう？」
「Aﾁｬﾝ冷たい……」
「事実を言っているだけです」
そこまで話すとインカムから声が聞こえる
「幹部、一般兵、全員集まれ」
行きましょう、と医務室を開けると兵士たちがぞろぞろと部屋から出てくる
兵士が全員集まると総統に注目がかかる
「皆、また突然集まってもらってすまないな。
皆に新しい幹部を紹介しよう」
だれだだれだと話す兵士たちの声を聞きグルッぺンが名前を呼ぶ
「A、前に来い」
「はい？」
「A、1度呼んだぞ」
「いや、あの。私何も聞いていないのですが」
「嗚呼、何も言っていないからな」
「何か一言言うべきなのでは」
「すまない、さっき決まったことだ」
突然皆が驚くことを言ってくる
流石我々国総統、グルッぺンだ。ぶっ飛んでいる
チラッと横を見るとトントンがすまんという顔をしている
一度深呼吸をして前へと足を踏み出す
「皆知っているだろう。軍医のAだ。
幹部からの推薦などもあり此奴を新幹部に任命する」
誰が推薦したんだ、と呆れ顔をするAは声を出す
「新幹部に任命されました。軍医のAです。
私も今、皆さんと同じ感情です。ですが任命されたものは断れない。これからは幹部としてよろしくお願いします」
突然であってもしっかりと話すAは誰が見ても流石だろう
初めの頃は皆も何言ってんだという顔をしていたが、Aのこれまでの功績やしっかりと書類をする真面目なところなども見て拍手をしだす
この日、我々国の幹部が1人増えた。
ーーー
皆さん、雨宮で御座います
見てないうちにお気に入り100人超えていて嬉しい限りです。
よければ評価もお願いします、、
これからも駄作者雨宮にお付き合い下さい！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 761人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ヒメリ - めちゃくちゃ泣きました、ゔぅぅぅ声を荒げて泣きたいぃぃ (11月10日 0時) (
レス) @page50 id: 15632a9ca1 (このIDを非表示/違反報告)
白米の無い弁当 - ぁぁ…こんな神作品こりゃ泣くわ……グズｯ泣く時声出さへんけど声出ちまった………ゔわぁぁぁぁぁん… (2023年5月7日 20時) (レス) @page50 id: b86b104ca2 (このIDを非表示/違反報告)
りと - ああもう、泣かせますねぇ…。苦しいけど、前を向いて生きていく姿に更に泣かされました。気の利いた言い回しは出来ませんが、本当に素晴らしい作品だということだけ、伝えさせていただきます。お疲れ様でした。 (2023年5月5日 19時) (レス) @page50 id: 3c068a4e58 (このIDを非表示/違反報告)
うぬっぴ - 泣きました。泣いてる時に、テレビからちょうどよく、悲しい感じの歌が流れてきて…。壁に頭を打ち付けながら、『泣けるハッピーエンド』と言いながら泣いてました。最高の作品です！読んでて楽しかったです！ (2023年1月2日 20時) (レス) @page50 id: 07186dcafa (このIDを非表示/違反報告)
サラミ - めちゃくちゃ泣きました。本当に素晴らしい作品をありがとうございます。ちょっと布団取ってきますね。バスタオルだと足りなくて･･･() (2022年9月20日 21時) (レス) @page50 id: 82adb6822c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：雨宮 | 作成日時：2022年8月5日 18時
