二十二 ページ22
「…エーミール…さん」
その名前に皆は驚きを隠すことが出来ない
「A、さん…それ言っちゃうんですか…」
「すみません、聞かれたので」
Aとエーミールの会話に皆が口を挟む
「えっえっ…ほんまなん?」
「エーミールお前…」
「裏切り者はお前やったかぁ!?!?」
「エーミールお前…童貞ちゃうかったんか………」
「ちょっ、ちょ、ちょっと待ってください!
確かにAさんとお付き合いさせて頂いてましたがそういう行為はしてません!!!」
「付き合ってたって言っても何年も前のことですし!」
全力で経験済みを否定するエーミール
「私が昔、医療系を目指していたことは知っていますよね
そこで、Aさんと大学が同じで!!!」
「はえー、エミさんにもそんな時代が…」
「エーミールさんは昔私の先輩だったんです」
「はえー……でも確かに、言われてみればエミさんずっとAにあんまり干渉してなかったしなあ」
「なんで別れたん!?」
遠慮なしにずかずかと踏み込んでいく幹部達
「エーミールさんが医療系の大学を途中でやめて参謀になるための勉強を始めまして、勉強に集中したいと振られました」
「お前が振ったんか!?」
「その節は…すみませんでした……」
「いえ、仕方の無いことです。今は互いにその気もないので皆さん普通に接してくださいね」
「そうです」
「はえ…こりゃほんまに驚いなたなあ」
そこでトントンがAとエーミールの呼び方のぎこちなさに気がつく
「大学の頃は2人とも呼び方違ったんか?」
「トントンさんは鋭いですね…」
エーミールが言う
「なんて呼びあってたん?」
「普通に名前ですよ。A、エーミール先輩って呼びあってました」
「そっか、先輩なんかあ」
「なんか新鮮な話きけたなあ…」
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ヒメリ - めちゃくちゃ泣きました、ゔぅぅぅ声を荒げて泣きたいぃぃ (11月10日 0時) (レス) @page50 id: 15632a9ca1 (このIDを非表示/違反報告)
白米の無い弁当 - ぁぁ…こんな神作品こりゃ泣くわ……グズッ泣く時声出さへんけど声出ちまった………ゔわぁぁぁぁぁん… (5月7日 20時) (レス) @page50 id: b86b104ca2 (このIDを非表示/違反報告)
りと - ああもう、泣かせますねぇ…。苦しいけど、前を向いて生きていく姿に更に泣かされました。気の利いた言い回しは出来ませんが、本当に素晴らしい作品だということだけ、伝えさせていただきます。お疲れ様でした。 (5月5日 19時) (レス) @page50 id: 3c068a4e58 (このIDを非表示/違反報告)
うぬっぴ - 泣きました。泣いてる時に、テレビからちょうどよく、悲しい感じの歌が流れてきて…。壁に頭を打ち付けながら、『泣けるハッピーエンド』と言いながら泣いてました。最高の作品です!読んでて楽しかったです! (2023年1月2日 20時) (レス) @page50 id: 07186dcafa (このIDを非表示/違反報告)
サラミ - めちゃくちゃ泣きました。本当に素晴らしい作品をありがとうございます。ちょっと布団取ってきますね。バスタオルだと足りなくて・・・() (2022年9月20日 21時) (レス) @page50 id: 82adb6822c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雨宮 | 作成日時:2022年8月5日 18時