十三 ページ13
数日後、戦争へ行った兵士たちはぞろぞろと帰ってくる
その多くが怪我をしており、如何にも戦争に行ってきましたという感じだ
だが、やはり今のところ負け無しの我々国は強いようでＦ国に宣戦布告をした後、僅か1週間で降伏させてしまった
Aは医務室に入るなりため息を着く
戦争が終わったのはいいものの、この後、今回の戦争での負傷者や戦死者などを各隊の隊長に聞いて回り、まとめなければならない
とりあえず聞きに行こう、と立ち上がったAはトントンに提出しなければならない書類もあるため足早に皆がいるであろう場所に歩き出す
着いたのは訓練場だ
Aを見つけるとこちらに走ってくるゾムとコネシマ、シャオロン。
「A！どうしたん、珍しいやん！」
「今回の戦争での負傷者などを教えて頂きたくて」
ああ、いつものあれな。と言って数を教えていく隊長達
「わかりました。ありがとうございます」
Aがそういうとシャオロンが
「A、俺が怪我した時ありがとうな」と言う
なにに感謝されるているのかが分からないAは真っ直ぐにシャオロンを見つめている
「Aのお陰で俺助かったわあ」
ああ、その事かとAは口を開く
「軍医ですので、当たり前です。シャオロンさんは今度、抜糸をするので1週間後程に医務室にお願いします
それと、まだ背中が痛むでしょうから過度な運動は控えてくださいね」
固く返すAにシャオロンは「はあーい」と返事をして訓練に戻っていく
Aは他の隊長にも聞かなければならないため隊長がいるであろう場所をまた見ていく
歩いていると前からグルッぺンが来るのが見える
「A。初の我々国での戦争お疲れだったな。」
「総統閣下。労いの言葉ありがとうございます」
「そう固くなるな、疲れているだろうから今度総統室に遊びに来い。茶でも出してやる」
「ありがとうございます。それでは今度、お邪魔しますね」
じゃあまた、というグルッぺンを見送りAはまた歩き出す
隊長達からの報告を聞き、医務室に戻るA
これは何日で片付くかな、とコーヒーを片手にペンを持ち、手を進め始める
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ヒメリ - めちゃくちゃ泣きました、ゔぅぅぅ声を荒げて泣きたいぃぃ (11月10日 0時) (
レス) @page50 id: 15632a9ca1 (このIDを非表示/違反報告)
白米の無い弁当 - ぁぁ…こんな神作品こりゃ泣くわ……グズｯ泣く時声出さへんけど声出ちまった………ゔわぁぁぁぁぁん… (5月7日 20時) (レス) @page50 id: b86b104ca2 (このIDを非表示/違反報告)
りと - ああもう、泣かせますねぇ…。苦しいけど、前を向いて生きていく姿に更に泣かされました。気の利いた言い回しは出来ませんが、本当に素晴らしい作品だということだけ、伝えさせていただきます。お疲れ様でした。 (5月5日 19時) (レス) @page50 id: 3c068a4e58 (このIDを非表示/違反報告)
うぬっぴ - 泣きました。泣いてる時に、テレビからちょうどよく、悲しい感じの歌が流れてきて…。壁に頭を打ち付けながら、『泣けるハッピーエンド』と言いながら泣いてました。最高の作品です！読んでて楽しかったです！ (2023年1月2日 20時) (レス) @page50 id: 07186dcafa (このIDを非表示/違反報告)
サラミ - めちゃくちゃ泣きました。本当に素晴らしい作品をありがとうございます。ちょっと布団取ってきますね。バスタオルだと足りなくて･･･() (2022年9月20日 21時) (レス) @page50 id: 82adb6822c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨宮 | 作成日時：2022年8月5日 18時
