【鬼滅の刃】憩の呼吸とか以前に私ここの世界線の人間じゃないので！

二度あることは三度ある ページ27

『ん、』

どうやら眠っていたらしくゆっくり目を開けると真っ白い天井が視界に入る

というかそれしかない

なんか怪我したっけ…

………かまぼこ組に悩殺されたんでした

そこで左手の体温に気づく

『ん？』

ベッドの左側を見れば

善逸「すーすー」

珍しくいびきをたてずに寝ている善逸がいた

推しに手を握られているという接触イベント

なに？握手会かな？

『ふぉわあぁぁあああぁぁあ』

トラックに轢かれる寸前の生き物みたいな声が出て善逸が目を覚ます

善逸「ん…あれ、Aちゃんおはよう」

寝起きでフワフワしてる善逸くっそ可愛

寝ぼけているはずなのに手が全然振りほどけない

まぁ暖かいしいいかな

『善逸先輩？どうかされたんですか？』

善逸「Aちゃんが倒れたって聞いたから…」

『あーなるほど、すみませんご心配をお掛けしました』

いーえ！と言いながら微笑む善逸天使かよ

今の川柳感ある

いーえ！と言いながら
微笑む善逸
天使かよ

字余りは許して欲しい

善逸「それにしてもなんで倒れたの？」

『あ、えと、その、、、伊之助先輩の顔が近くて…』

善逸「伊之助か、あいつ顔だけは無駄に良いんだよな。顔面偏差値の無駄遣いだよ」

あまりの言い草に笑いがこぼれる

ひとしきり笑ったあとなにやら真剣な面持ちになった善逸先輩が話を切り出した

善逸「っ…さっきはごめんね」

『さっき？』

善逸「ほら鼻血を出して倒れた時」

『はい』

善逸「Aが、凄い可愛くて隊服も似合ってて、その格好とか少し色気があって…その鼻血を出してしまいました…」

なんて答えるのが正解なんだこれは

しかも色気て、私ヒンヌー教

とりあえずお礼を言った

善逸「じゃ、じゃあそれだけ。お館様からお呼びがかかっているからAちゃんは明日任務抜けるって胡蝶さんが」

『わかりました、ありがとうございます』

善逸に手を振り返し再びベッドに横になった

色気に気を取られて突っ込めなかったが

ええぇえ？可愛くて？隊服が似合ってた？それで鼻血なん？？？？

ムリィィイィィイ(汚い高音)

なんだあのストレートな褒め方

逆に開き直るわ

『もう、明日どんな顔すればいいんだよ…』

時間が解決してくれることを祈り睡魔に身を任せた

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