【鬼滅の刃】憩の呼吸とか以前に私ここの世界線の人間じゃないので！

お館様のお成り ページ28

私は今産屋敷に来ている

本当はかまぼこ組と任務に行く予定だったんだけどお館様からお呼びがかかった

『それにしても私になんの用事かなぁ』

初めて会う鬼殺隊のボスにソワソワする

胡蝶「ふふ、そんなに緊張されなくても大丈夫ですよ」

『そ、そうですか？頑張ります』

胡蝶「ほら肩の力を抜いてください」

『あ、ありがとうございます』

よく分からないがこの世界線の人達は私に優しい

知らないけど

『あ、冨岡さんこんにちは』

冨岡「…」

冨岡さんは私を一瞥するとその場に腰を降ろした

えっぇええぇ！無視された？？！？

推しに無視されたよ、やばいよ

シャボン玉メンタル弾け飛んだよ

推しに無視されるのはしんどい泣きそう

冨岡ガチ勢のライフは0だよ！！！

『っ…ぅ…』

こんな事で泣いていたら鬼殺隊なんて務まらない

ふざけるのも大概にして必死に涙を堪えていた

胡蝶「とっ、と！冨岡さん！！！はやく謝ってください！！！」

冨岡「…！？…A…悪かった…」

『だっ、大丈夫です…』

今度は名前を呼ばれたことでの感動で涙腺が崩壊しそうだ

推しが尊い…

冨岡「！？」

冨岡さんめっちゃ戸惑ってるやん

マジごめん


『す、すみません』

ここは

『冨岡さんが悪いんじゃなくて』

推しを守るために

『むしろ冨岡さんは被害者っていうか』

てか元々私が悪いんだけど

『私が加害者というわけで』

弁解しなくては

胡蝶「つまり？」

『冨岡さんと会えたのが嬉しくて号泣してしまった次第です！』

変人を敢えて買って出ようではないか

………………………………

誰も話さない

胡蝶さんと冨岡さんの無言痛い

胡蝶「…Aさん…後で…私が作った薬…飲ませますからね……」

あっ、拒否権なかった

冨岡さんは冨岡さんでなんか顔赤いし

もしかしてさっきので照れてるとか？

ｹﾞﾎﾞｯｪｯﾎｯｹﾞﾊｯｶﾊｯｯｯｯ(激しめの吐血)


しばらくして






サァァと空気が冷めていくのを感じる

いや、澄んでいくという表現の方が近い

お館様が…来た

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