川村カップル ３【川村壱馬】

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" ねぇ…あんた邪魔なんだよね "









あの子の顔とさっきの言葉が頭の中でグルグル回って…









『…、気持ち悪っ』









目眩のような感覚に思わず眉間にシワがよる


ベッドに横になっても、

目を閉じてもグルグルして全く落ち着かない




…これからどうすればいいの、？


…やっぱり、壱馬とは終わりに…、









・









「A」


『っ…！』









突然の声に体が跳ねた


背を向けたカーテン越しに感じる壱馬の息づかい



…走って来た？

別れようって言いに来たの？









「あいつに何かされたか？」


『…』


「答えろ、A」









乱暴に開けられたカーテン

そして私の肩を掴んで壱馬の方に向かされた



ダメ…クラクラする___、

頭を抑えると壱馬の手が肩から頬に…









「頭痛いのか…？」


『…、1人にしてほしい』


「それは出来ない」


『お願い…、何で私なんか構うの…』


「はぁ…、やっぱりか」









溜息をついた壱馬の胸に埋まるように引っ張られた


腕を回されて完全に腕の中からは出られなくなった


私の頭をゆっくり撫でるのは…何で？



やっぱりかって何が？









「俺の話を聞いてくれ」


『…』


「あいつとは付き合ってない。」



『…意味、わかんな、』



「そのまんまだろ…

俺にとって2番もクソもない


お前しか居ないんだよ」



『…だって、あの子っ』



「ん？…あいつがどうした」



『か、壱馬と…付き合ってるって』



「…くっそ、っ」









" ねぇ…あんた邪魔なんだよね "









『っ…』









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