川村カップル ３【川村壱馬】

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- Kazuma Side -









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「ねぇ…壱馬くんは、断ったんだよね…？」


「…え？」









俺の机にバンッと手を付いて詰め寄ってきた美沙ちゃん


北人は美沙ちゃんの後ろから顔を覗かせて

" ごめん、話した " と。









「断ったよ。


告白も、2番でもいいからってのも…」





「それで、相手は何て？」




「…わかりましたって、

諦めますって走ってった」




「…それ、本当に諦めた？」




「…は？」









グッと眉間にシワが寄ったのは俺だけじゃなかった


後ろに居たはずの北人も美沙ちゃんの隣に立ち


どういう事？って聞き始めた









「2番でもいいって言った子がそんな簡単に諦めると思う？


普通は彼女が居たって分かったらショックとか受けるでしょ？

そんなすぐに2番でもいいなんて言えないと思うんだけど…」






「「……、」」









だとしたら…


矛先はAか…？









ガタンッ_____









「え、ちょ壱馬！？」



「Aのこと行ってくる」









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