川村カップル 【川村壱馬】

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- Kazuma side -









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「で？」




「本題早くない？

もうちょっと話しやすいムードとかさぁ、」




「バカか、さっさと話して考えられる事考えた方が良いだろ」









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北人の後にシャワーを浴びてL字のソファに座る



まだ冗談言ってるけど

少し距離を開けて隣に座った北人の表情は見えない









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「美沙ちゃんだろ？」



「え、なんで、」



「んなの見てりゃ分かる」



「まじかー」









こいつが美沙ちゃんを好きなのは見てれば分かる


お前はちゃんと言葉に出来るんだから素直に告りゃ良いのによ








穏やかで思った事は分かりやすく伝えられる北人が

こんなにウジウジしてるのは逆に気持ち悪い









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「好きな奴のことになるとハッキリしねぇな」



「自分だって必死なくせに人に言えんのか、それ」



「るせぇ、追い出すぞ」



「それだけはやめて。」



「じゃあ早く話せ。」









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「美沙がAに何を相談してたか聞いたんだよ


でも、ガールズトークだって濁されて」




「あー、言ってたな」




「ん、それで帰り道にもう1回聞いたんだよ」




「ふっ、しつこいなー」



「だって、何か悩んでるなら聞いてあげたいって思って…」



「まぁ、お前の優しいとこだな

そんで？」




「しつこいってさ。

言いたくない事もあるんだから放っといてって」









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あー、北人には知られたくないって事か？

いや、俺にもだよなきっと。


俺がAに聞いたところでこいつに流されるって思えば言う訳ないよな


ガールズトークなぁー…


むずいんだよなー









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なぁ、A…


俺も北人みたいにウザがられるくらい聞けば良かったんだよな


俺は何も分かってなかった_____









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