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新しく追加された2人のルートは分からないが、既存のルートの中で国外追放だけで済むのはスマイルと結ばれるルートだ。
スマイルは所謂一匹狼で、ゲームの最初の方は主人公ともあまり話そうとしない。
だが、交流を重ねるうちにだんだんと打ち解けるようになる。無口で常に無表情だが、仲良くなった後に見せる笑顔に撃ち抜かれたユーザーは数多い。ツンデレ好きには堪らないだろう。
つまり、ヒロインとスマイルをくっつける。それが最善策だ。
…だが、怖いのは追加された2人だ。私は先に公式で発表されたビジュアルしか知ることができなかったので、どんな物語かまでは分からないのだ。まあ、その辺は頑張って探っていきましょうか…
｢A様、昼食をお持ちしました。｣
失礼します、という爽やかで心地の良い声でハッと意識が戻る。扉の方を見ると、鍋のようなものを持っているきんときがいた。
…というか、もうお昼だったのね…考え込んでいたらあっという間だったわ。
｢まだ体調がよろしくないようだったので、おかゆをお持ちしました。体、起こせますか…？｣
『え、ええ。大丈夫よ、ありがとう。｣
体を支えられそうになるので、今推しに触られたら爆発しちゃう…！とやんわりと断る。まだ推しがいるという状態すら慣れていないのに、気安く触られたらこちらがもたない。
『じゃあ、いただくわね。』
私がそう言うと、なぜかきんときが鍋を開け、スプーンでよそう。その後、ふー、熱々のおかゆを冷まし始める。も、もしかしてだけど…！？
｢はい、どうぞ。｣
まさかのイベントに頭はパニック状態。え、ええ、ちょっとまって…！？と混乱している間にも、きんときは私の口元へ運ぼうと近づいてくる。
近い！近いけど！？と余計パニックになり、もうどうにでもなれー！と勢いでスプーンを咥える。きんときによって少し冷まされたおかゆはとてもおいしく、恐らく一流シェフによって作られたのだろう。おかゆ1つになんと贅沢な。
私は絶対に真っ赤な顔を隠しながら、
『じ、自分で食べるからもう大丈夫よ！』
と告げる。さすがにこれ以上やられたら心臓がもたない…というか、既に爆発しそう…。限界…
｢そうですか…回復されたようでなによりです。｣
そう言うと、仕方ない…というようにスプーンをこちらに渋々差し出し、鍋をこちらに寄せてくれる。
あーんはやめてくれたけど、その後食事中ずっと見られてずっと恥ずかしかったのはここだけの話。
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あまね(プロフ) - 待ってます👊 (4月29日 19時) (
レス) @page19 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
りる(プロフ) - 一 にのまえさん» あたたかいコメントありがとうございます…！とても嬉しいです！！頑張ります！ (2023年4月3日 0時) (レス) id: 36576409aa (このIDを非表示/違反報告)
一 にのまえ - わかりました！待ってますね！大好きな作品なので頑張ってください！ (2023年4月1日 10時) (レス) @page19 id: dc34629a9d (このIDを非表示/違反報告)
おみそ - りるさん» いえいえ大丈夫ですよw！そういう対策？ってとっても大事だと思いますしおすし ふざけてすいません (2023年2月14日 19時) (レス) @page19 id: dc34629a9d (このIDを非表示/違反報告)
りる(プロフ) - おみそさん» なんのお知らせもなしにすみません…！最近界隈が荒れてるようなので一時的にpwをかけさせていただいてます！ (2023年2月13日 17時) (レス) id: 36576409aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りる | 作成日時：2022年7月22日 0時
