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『エマさんはどういう系統のものがお好きなのかしら？』
｢ええっと、そうですね…｣
好きな色や普段着る服から、似合いそうなものを模索する。ずらっと並べられたドレスたちは、恐らく200着を越えているだろう。これだけあればきっと好みがあるはず。
『これなんかどうかしら？』
「これもどうですか？」
「わ〜！どちらも素敵です…！」
遠慮してなかなか選ばないエマに、私ときんときが合いそうなものを推薦していく。もはや私たちの独壇場と化していた。
『スマイルはどう思う？』
｢…あ？｣
『ほら、このドレス。エマさんに似合うと思わない？』
｢いや、それだったらこっちの方が似合わないか？｣
私が話を振ったことにより、スマイルも乗り気になったのか3人がかりで選んでいく。スマイルが指を差したのは草原をイメージさせるような淡い緑に刺繍が入ったもの。金髪で儚い雰囲気のエマによく似合いそうだ。
『エマさんはどれが好み？』
「私は…そうですね…スマイルさんのが気になるかもしれません…」
スマイルが持っているドレスをじっと見つめながらそう言うエマ。…趣味も合うのね、尚更お似合いカップルじゃない。
『よし！そうとなれば早速試着しなくちゃね！』
「はい…！とても楽しみです…！」
最初は遠慮しがちで怯えていたエマも、キラキラした瞳でこちらを見ている。お節介にな
らなくて良かった。そう思いながら、試着室に入っていく彼女の後ろ姿を見送った。
「どう、ですか？」
『かわいい…！すっごく似合っているわ！』
「よく似合っていますね。」
本当にお姫様みたいだ。淡い緑に輝く金髪。スマイルもなかなかいいセンスしてるわね。これはさすがのスマイルでも落ちるでしょ…！
『ほら、スマイルもなにか言いなさいよ！』
｢ええ…？まあ、悪くないんじゃないか？｣
なんだそれは。まるで興味ないです、というような返答に思わず睨みそうになったがくっと堪え、代わりに満面の笑みをエマに向ける。
『スマイルなりの褒め言葉だから！そうだ、これからデザートでも食べに行かないかしら？もちろん、スマイルも！』
｢ええ、いいんですか！？｣
｢…俺も？｣
｢ええ、この辺りに美味しいお店があるんです。良かったら皆さんで一緒に行きませんか？｣
作戦は、まだ終わっていない。
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あまね(プロフ) - 待ってます👊 (4月29日 19時) (
レス) @page19 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
りる(プロフ) - 一 にのまえさん» あたたかいコメントありがとうございます…！とても嬉しいです！！頑張ります！ (2023年4月3日 0時) (レス) id: 36576409aa (このIDを非表示/違反報告)
一 にのまえ - わかりました！待ってますね！大好きな作品なので頑張ってください！ (2023年4月1日 10時) (レス) @page19 id: dc34629a9d (このIDを非表示/違反報告)
おみそ - りるさん» いえいえ大丈夫ですよw！そういう対策？ってとっても大事だと思いますしおすし ふざけてすいません (2023年2月14日 19時) (レス) @page19 id: dc34629a9d (このIDを非表示/違反報告)
りる(プロフ) - おみそさん» なんのお知らせもなしにすみません…！最近界隈が荒れてるようなので一時的にpwをかけさせていただいてます！ (2023年2月13日 17時) (レス) id: 36576409aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りる | 作成日時：2022年7月22日 0時
