～知り合い以上友達未満～【殺戮の天使】 (ページ31)

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29話ページ31

『...ねぇ....ザック。』

ザ「あ？」

レイを送った後、一言聞いてみた。

『ザックって何歳？』

ザ「あぁ？さっきあいつから聞いただろ、成人男性だよ。」

『20歳....ってこと？』

ザ「おー」

『....成人男性って言葉、好きなの？』

ザ「20歳っつーよりいいだろ。」

『...そう』

ザ「そーいうお前は何歳なんだよ。お前だけ履歴書なかっただろ。」

『....成人女性。』

ザ「俺と同じか？」

『うん』

「『.....』」

....話すネタがない←

カチッ

『あ』

ザ「なんかよくわかんねぇけど、もういいだろ」

『そだね。』

ザプッ

『わー....びっしょびしょ。』

ザックは背が高いから、下半身が浸かったぐらいだったけど....

『寒くない...？』

ザ「あぁ！？寒いに決まってんだろ！」

『私のジャケットは....入んないだろうし、濡れてるの下半身だもんね...』

ザ「...あいつ、遅ぇな。」

『うん...』

レイは逃げないとは思うけど...

『...ザックはさ...お化け...っていると思う？』

ザ「あぁ？いるわけねぇだろ！！

んなもんいたら、そこらへんに湧いてんだろうが！」

『あ、確かに...』

ザックにしては、的確なツッコミだ...

そんなことを話していると、第二墓場に到着。

―――その時、バチバチっと何かが弾ける不穏な音が鳴り響いた。

『わっ...』

周りの照明が消えて、真っ暗闇になった時、
聞き覚えのある声が聞こえた。

？「この墓荒らし。」

ザ「あぁ...？」

その声は、もちろん―――――エディだ。

エ「やぁ、ザック、久しぶりだね。」

....あの、私は？

確かに私は、久しぶりではないけど...

ザ「何の真似だ、エディ。」

あ、ちゃんと名前覚えてたんだ←

エ「それはこっちが聞きたいよ。

せっかく君の墓まで用意してやったのに....自分の墓さえ荒らすなんてどうかしてるよ。」

一番最初に荒らしてましたけど←

ザ「それにしちゃぁ、俺の墓はかなりお粗末だったじゃねぇか。

なぁ？」ﾁｬｷｯ

『確かに....(笑)』

ブンッ

ザ「！」

ザックは鎌を振るが、華麗に避けられる。

エ「ごめんね、君の分は、急だったから。その墓穴も掘りかけなんだよ。

でも墓石はそのままでいいよね。君にはぴったりだ。」

原型なさ過ぎて、墓ってわかんないんですけど。

ザ「あぁ？先にお前の墓を作ってやろうか？」

そうしてまた攻撃をしかけるが、エディは華麗によける。

.....ザックってお墓作れるの？(・.・;)←