私、失敗しないので

Dr. 05 ページ6

私が拾われて約1年がたとうとしていた


炭十郎さんも生まれつき体が弱いと言っていたが免疫力を高める食材や薬を摂ることによって元気になりつつあった


もう12月か〜、この時代での生活も慣れてきたな〜


でもなんだろう、すごく胸騒ぎみたいなのがする




葵枝「炭治郎 顔が真っ黒じゃないの、こっちにおいで。

雪が降って危ないから行かなくてもいいんだよ？」


炭治郎の顔に着いた炭を優しく拭いてくれている葵枝


今日も綺麗だぁ←




炭「正月になったらみんなに腹いっぱい食べさせてやりたいし、少しでも炭を売ってくるよ」



貴『あ、私も行く〜、あのハゲなおっさんに頼まれた育毛剤出来たから届けなきゃ、薬も少し売ってくる』




私もみんなの食べてる時の幸せなそうな顔が見たいしね

そう言うと葵枝は私達のほっぺたをその暖かい手で触って微笑んでくれた


おうふ。美人←



葵枝「ありがとう」



茂「兄ちゃん姉ちゃん！今日も街に行くの？」



花子「私も行く！」



愛い。愛いすぎる。けど今日はダメかな、この雪だと荷車を押していけない




貴『帰ったら人間失格読んであげるからお留守番。茂、何か美味しいものを買ってきてあげるから』



2人「え〜･･･早く帰っきてね！」



愛い。←



炭「竹雄、できる範囲で良いから少し気を切ってくれ」




竹雄「そりゃーやるけどさぁ、一緒にやると思ったのに･･･」



え何この子可愛すぎん。何この拗ね方最高


気をつけてね〜と見送ってくれる弟妹立ちに手を振りながら歩いていく



禰「お兄ちゃん、お姉ちゃん」



貴『マイエンジェル』


2人「ん？？？」


ごめんなさい。一年経とうが現世が体に染み付いてるんだよ、令和人なんだよ。


禰「六太を寝かしつけてたんだ、大騒ぎするから･･･でもお父さんが少し元気になってから少し良くなったんだよ、」



やっぱり末っ子は可愛い、六太可愛い、髪サラサラ

最近大騒ぎすることも少なくなってきたし、成長したな〜


って私一年前に来た居候だったわ。




貴『禰豆子〜偉いねぇ〜』



禰「お姉ちゃん笑ありがとう



いってらっしゃい！」


＿＿＿


生活は楽じゃないけど幸せだな


でも人生には空模様があるからな

移ろって動いていく


ずっと晴れ続けることは無いし
ずっと雪が振り続けることも無い



そして幸せが壊れる時には

いつも血の匂いがする


＿＿

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