私、失敗しないので

Dr. 17 ページ18

この声は･･･


《この子、私たちの声がきこえてる。きこえてる。すごい。私たち"木"の声がきこえるなんて》



木が･･･喋ってる？？


いやいやいやいや。きっと疲れすぎて幻聴がするだけ。

多分。



《今までになんにも人が来てたけど、全員きこえてなかったのに･･･この子凄いね》



めっちゃ凄いねって言われるやん。
いやん照れる。


じゃなくて！！！！うぉい！？私なんか超能力持っちゃってる！？



貴『炭治郎ぉぉ！なんか聞こえんだけど！』




炭「えぇ！？ごめん！なんて言ったんだ！？もう1回いってｯうわぁぁぁ！」



あ。落とし穴落ちた

大丈夫かな･･･夜明けまでに帰れるの？



《私たちのお友達になってくれるなら罠の位置を教えてあげる》



貴『あれ、今度は木じゃない･･･花ァァ！？』



だ、ダメだ私ほんとに疲れてる、花が喋ってるように見える。

･･･あぁもう！！！夢でも幻でもいい！早く麓の家に帰ってあの鬼畜天狗をぶん殴ってやる←




炭「んねぇずこぉぉぉぉぉ！！！！」



貴『ここにシスコンがいる。

って早っ！？置いてかれる！木さん！花さんお友達になろう、そして教えて！』



先に走って降りていった炭治郎を追いかけるべく、木と花と友達になることを決めた



《いいよ！！》



ほんとにこれで大丈夫かな･･･




ﾀｯﾀｯﾀｯｻﾞｻﾞｯ


お友達になって本当によかったなって思ったよ。


《そこ落とし穴だよ！》

《そこのひもに足をひっかけたら竹が飛んでくるよ！》

《そこをふんだら石が飛んでくるよ！》



と、全部の罠を教えてくれた。喋る木や花は沢山あった


なんで突然声が聞こえるようになったんだ･･･？？？



って炭治郎ｫｫｫｫ！！置いてかないで迷っちゃうからぁぁ！！

え、待ってほんとに炭治郎どこ。あれ？登ってない？？？



《ねぇなんで登ってるの？？？麓の家は反対方向だよ？》



方向音痴なの忘れてたァァァァ！！！
待って待って、炭治郎どこ。私一生この山から出られなくなるの嫌よ！？



貴『こら待てシスコンﾝﾝﾝ！！』




その後炭治郎が家に着いた1時間後Aもほとんど死にかけ状態でたどり着いた



鱗「遅かったな」



貴『こんの鬼畜天狗野郎ｯ後で落書きしてやる((ﾎﾞｿ』



なんか言ったかというような気配を発してきたが知らん。



貴『炭治郎私恨むからな。恨むからな置いていきやがって。私方向音痴だって前に言ったはずなんだけど！？寝顔可愛いな！』



鱗「元気だな。」



貴『失礼な。死にそうなほど疲れました。』

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