私、失敗しないので

Dr. 81 ページ32

出たコインの目は「裏」だった


カ「喋るとか、考えるとか、全部どうでもいいの。私は師範から言われたことをするだけ･･･これありがとう」



初めて喋ったカナヲ、嬉しいのか嬉しくないのか･･･

全部どうでもいい･･･か



貴『そんなことないと思うけどなぁ〜、

あ、これ私からのお願い！1日1回私がここにいる間一緒に空を見よう！雨の日も風の日も晴れの日も』


いきなり何を言い出すんだと首を傾げるカナヲ



貴『空はね、二度と同じ顔を見せないの

だからその時その瞬間しか見れないその空を見たらさ･･･あー得した気分！になるの！下ばかりや、言われたことだけを見ていても何も面白くないよ？目線をあげれば楽しい事もいっぱい見つかるから



そしたらどうでも良いと思うことなんて無くなると思うんだ』



君は目がいいから
私なんかよりもっと綺麗なものが見えるはずだよ



貴『さぁ今日の空はどんな顔かな』



見上げると雲が色々な形で浮かんでいた
見たことない雲だ


カナヲをみると一緒に空を見てくれた･･･

良かった見てくれた




貴『今はまだ分からないかもしれないけど、これ続けるとすごくやみつきになるから！』




カナヲとの小さな約束が生まれた･･･




それから1週間毎日訓練の休憩時間一緒に庭に出て空を見た


3回目辺りから炭治郎達もついて来ようとしていたが拒否した



貴『これは私とカナヲの秘密デートなの邪魔はしないでー！』



炭「でーと？？」



説明めんどいので可哀想だけど無視した！




貴『見てみて、あそこのくもなんかイノシシみたい！！』


やっぱりまだコイン投げはしてるけど、ちゃんと答えてくれるようになった



カ「うん、見たことない雲･･･この1週間、1度も同じ形の雲を見た事がない」




貴『でしょー？私も見た事ない〜！』




やっぱりこの歳の女の子可愛いなぁ･･･


貴『訓練に戻ろっか』









今日ここを経つ･･･らしい。炭治郎はまだ指令が来ていないと言って居たけど炎柱の煉獄何とかさんに話を聞きたいらしい


柱はしのぶさん(名前呼び獲得)と義勇さん(勝手に名前呼び)とあの三つ編みの女の子以外好きじゃない。



炭治郎はお世話になった人に挨拶回りに行った。

私も行こうかと思う



貴『しのぶさーん！！！』



胡「A、炭治郎君達と行かれるのですね。気をつけて下さいね･･･カナヲと仲良くしてくれてありがとうございます」



バレちゃってた･･･てか、気をつけて？任務じゃないのに？



＿＿＿＿＿

皆どろろって知ってる？

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