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『めちゃくちゃ顔が良い。』
と真顔で見つめてくる謎の少年。
短いが艶のある黒髪に、よく見るとその顔はまだ幼さを残していた…可愛い
…じゃなくて俺!
そうじゃ無いだろう!!(2度目)
「はっ?えっ??はっ????
てか俺の名前…」
やっとの思いで1番聞きたかったことを口にする事が出来たが、俺の言葉を聞いて今度は少年の顔から血の気が引いているように見えた。
『…oh my ガー』
おー、まい…?なんだそれ
てか普通に怖いわなんなのこの子
なんで俺の名前知ってんのさ!!!
あーーめっちゃ聞きたいけど
少年も何かを考えてるのか物凄い百面相…
するといきなり少年の瞳が輝き?出した
『そうだ、私、生きてる…
生きてる!!!!!』
生きてるぞー!!!
と両手を天に突き出し満面の笑みで喜ぶ少年(仮)
『“君”が手当てをしてくれたの??』
びびる俺の両手を取り、太陽の光をプラスしたような瞳でこちらを見つめてくる
綺麗な顔をしているせいか、何故だか心がむず痒い。
「あ、あぁ、うん(かわい…じゃなくて!!俺しっかりしろ!!(3回目))…それでなんで俺の名前…」
『ありがとう!!!
わた、僕の名前はA!
君の名前は??』
「え、だってさっき『君 の 名 前 は??』」
「…我妻 善逸…『そうか!!
善逸くんと言うのか!!!
よろしくね善逸くん!!!!!』…あ、ヨ、宜しくお願いシマス…」
………えぇぇぇぇぇぇぇええええっ!!!!?
だって君絶対さっき俺の名前言ったじゃん!!!
知らなかったです。みたいな顔してさ
なんでまた聞いてきたの????
ねぇ!!なんで!!!!!
くそ、ダメだ!
めっっっちゃ気になるんだけどこの子の押し(圧)
が強すぎて聞けない!!!!
…そうだな、俺、元々精神そんなに強くなかったもんな…
相変わらず俺の手は取られたままだが、そこから伝わる体温は確かに生を表していた。
人間なのは確かだ。
まぁ、悪い奴では無さそう…だし
何とか無事みたいだし良かった…のかな。
『!…うん!!宜しく!!!』
黄昏時と呼ばれる空の頃合いに
ニカっと白い歯を見せて笑う今日会ったばかりの少年につられて、俺は思わず笑みを溢した。
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かなみ(プロフ) - #egg/たまごさん» 書いてて自分でも恥ずかしくなるくらいとんでもねぇ長男です(笑)こちらこそ、お立ち寄りいただきコメントまでいただいてありがとうございました!!これからも頑張ります!!! (2020年3月9日 1時) (レス) id: b605df076c (このIDを非表示/違反報告)
#egg/たまご(プロフ) - とんでもねぇ炭次郎ですね!(最上級の褒め)素敵な小説ありがとうございます!更新頑張ってください! (2020年3月3日 9時) (レス) id: fef018cdc2 (このIDを非表示/違反報告)
かなみ(プロフ) - くりりんさん» めちゃくちゃ返信遅くなってすみません!コメントありがとうございました!!これからも頑張って更新かけていきますので、どうぞよろしくお願いします!!! (2020年3月1日 23時) (レス) id: b605df076c (このIDを非表示/違反報告)
くりりん - コメント失礼します。これから主人公はどうなっていくのか楽しみです!ワクワク(*'▽'*)炭治郎が距離感近いのもドキドキします(//∇//)これからの展開も楽しみにしてます!!更新頑張って下さい!!! (2020年1月8日 8時) (レス) id: c6b331e09a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かなみ | 作成日時:2019年11月22日 0時