【千と千尋の神隠し】触れたくて。知りたくて。でも、怖い。

~7話 数々の難関 ページ9

きました! 最初の難関!!


｢橋…!｣


ハク｢ここを渡る間、息をしてはならぬ｣

え、死ぬくね?


ハク｢少しでも息をしてしまうと、店のものに気付かれてしまう｣

え、どっちみち死ぬくね?



千尋｢が、頑張るよ…!｣


ハク｢腕に捕まって｣

そう言うと、千尋がハクの腕を取る


その千尋がとった反対側の手を私が掴む



だんだん行くうちにカエルが見えてきた。




ハク｢所要からの戻りだ。


…では、深く息を吸って…ﾎﾞｿ｣


千尋｢すぅ…｣


｢すぅぅぅう…｣


ハク｢止めて…ﾎﾞｿ｣


そしてスタスタと歩き出す



見つかってしまうのだろうか。




と、突如蛙男が。



蛙｢ハク様!｣


千尋｢っ…!｣


｢あっ…｣


千尋が息しちゃった!


蛙｢人間!?｣



ハク｢こっちだ!!｣
｢うぇい!?｣

ばれちゃったのかな?

来たのは植え込みの陰。




千尋｢ごめ…私が息吸っちゃったから…｣



ハク｢大丈夫。
そなたはよく頑張った。｣


なんだろう。とても優しい顔。
そりゃ、知っているからなんだろうけど。


ハク｢そなた達の名は何と言う?｣


え?さっきこの人千尋って言ったじゃん。

あくまで知らないふり?


千尋｢千尋…｣


小さい声で言う千尋

ハク｢そなたは?｣


｢…A…。｣


ハク｢千尋とAだね。

いい名だ。｣



千尋｢ありがとう…///｣


主に千尋に向けて言った言葉。
だって、私の方むいていったわけじゃないもん。

ハクは、千尋に会えてとても嬉しくて






とても愛おしく見ている

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