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~3話 豚と川 ページ5

_ハァハァ


千尋「ね、ねぇ、あの男の子なんだったんだろ…?」


「さぁね…ハァ…いきなり注意してくるとかちょっと生意気。」

走りながらさっきの男の子の話しをする
ほんとに生意気だったんだから…ムスッ

千尋「…ハハッ…あ!おかあさんだ!おかあさん!おとうさ…!?」



「え、うそ…!豚!? 」

千尋「お、とーさん!?おかーさん!?どこ!?」



「でも、この豚…」

千尋の親さん達と同じ服…?
もしかして…

千尋「…!A!」


いろいろ嫌な想像が私の脳裏をかけめぐる。



私と千尋は再び走り始めた。

千尋「なんか…黒い人…?がいっぱい…」


「もー、ほんとに何ここ!」


イライラしながらも、来た道を戻り川の所まで来た。



「え!?なんで!?」


全体に水が。

千尋「え、ぇええ…来る時はなかったよね、こんな水…」


このままじゃ帰れない…

もしかして、あの少年の言う通り早く来た道戻ってれば…



千尋「…私達…帰れないのかな…?」


「…夢だよ…夢!夢…だよ…でも、覚めないよ…っ」


千尋「…A…」

千尋が私の手を握る。


__『A…。Aが一緒でよかった…。』


ふと聞こえる、千尋の心の声


「千尋…」



千尋「A…、あれ…?A…!?」


突然焦った声を上げる千尋

「どうしたの?」


千尋「透けてる…っA透けてる…っ 」


え?

「透けてる…? 」



ふと自分の足が目に入る


「なんで…?」


透けていた。透けて地面が見えていた。



千尋「…私も透けてる…あれ…、私達ここで死んじゃうの…っ??」


「っ…」



__ガタンッ



すると、すぐ近くで音がした

その方向を見ると


大きな船。その大きな船からたくさんの紙。




なにこれ。なによこれ…っ


「いこうっ千尋…っ」


千尋「…あ…っ」



私は千尋を連れてその場から逃げるように去った。

~4話 2度目の→←~2話 油屋と少年



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林檎大好き - 完結おめでとうございます。話しにめりこめるほど面白かったです。 (2019年8月31日 23時) (レス) id: eda718de7f (このIDを非表示/違反報告)
サリナ(プロフ) - この作品を削除してはいただけないでしょうか?理由としましては、もっと別の作品を書いてほしいからです!m(__)m (2018年4月4日 17時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
紅茶の素 - 完結おめでとうございます!えっと、今さらですが、ハクの漢字は琥珀ですよ。 (2015年3月27日 22時) (レス) id: d4eb4574f2 (このIDを非表示/違反報告)
聖龍(プロフ) - 完結おめでとう御座います! とても良いお話でした 他の作品も頑張って下さい! (2015年2月14日 18時) (レス) id: 0e09e09fbd (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 完結おめでとうございます!!!すっごくおもしろかったです~(泣)番外編月斗とののろけ期待してます! (2015年1月21日 20時) (レス) id: 7d17e0fa5a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みーとすぱげてぃ | 作成日時:2014年12月6日 13時

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