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結局、中々集中力が湧かずに時間ギリギリになって報告書を作り終えた。
首と眼球が痛い、けどそれどころじゃない。
仮にも、男の人と任務をするのだ。しかも18歳の。
身だしなみはきちんとしておかなければ。
�猗�しさは女の武器よ、気を付けなさい��
髪の毛を解くと、いつも頭蓋骨に直接響いてきた言葉。わたしは、自分ではないとある女性のために美しくなった。
紅いアイシャドウも、口紅も爪も全て彼女から真似ただけの似非物だ。女らしさ、ごめんけどそんなの興味ない。けれども、彼女になりたくて、その一心で何センチも背伸びした。
ふと、気付けばそれはある種の自己防衛にすら成り果てていた。彼女もわたしも、中身と外見がまるで似合わない、詐欺女の同胞だ。
「おい、手前か？」
「えっ？」
前を見ると、肩幅にまるで似合ってない大きな外套を肩から羽織った青年が立っていた。
「コンテナヤード」
物資の横領を企む、ひ弱な雑魚を潰すのが今回の目的だ。その取引場所は海に面したコンテナヤードだった。
「あ、それはわたし」
青年が黒い帽子を被り直すと綺麗なお顔が顕となる。
その硝子玉のような蒼い瞳があまりにも綺麗でつい、見とれてしまった。
「ん、よろしくな」
形のいい唇が弧を描くと、心臓が動くのを諦めそうになるほどの衝撃が走った。
美化が過ぎるかもしれないけど、コゼットに恋をしたマリウスのような、うーん逆かな、マリウスに恋をしたコゼットの如く、視界が明るく世界が輝く。
わたしがこれを理解するのに時間はいらなかった。
今回の任務、わたしの完全勝利だ。
「よろしく、お願いします、」
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DEEN - めっさ面白くて一気読みしたしもう一回読んできますね！！更新待ってます！ (2019年12月29日 0時) (
レス) id: 03bfdf54f9 (このIDを非表示/違反報告)
みらヰ(プロフ) - ｋｋさん» ありがとうございます!!温かいコメントに創作意欲が湧くタイプの女なので何よりの活力です!!嬉しいです、頑張ります!! (2019年2月4日 19時) (レス) id: 09cb0bcf34 (このIDを非表示/違反報告)
みらヰ(プロフ) - 千風さん» ありがとうございます!!色々重なって遅くなっちゃいましたが、これからも頑張ります!! (2019年2月4日 19時) (レス) id: 09cb0bcf34 (このIDを非表示/違反報告)
ｋｋ - 今日初めて前作から読ませていただいた者です。引き込まれすぎて一気に最新話まで読んでしまいました!これからも頑張って下さい。応援しています。 (2019年2月3日 21時) (レス) id: 760b02daa1 (このIDを非表示/違反報告)
千風(プロフ) - 続編おめでとうございます！ これからも楽しみにしています！ (2019年2月3日 14時) (レス) id: d4838ee308 (このIDを非表示/違反報告)
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