185話 男の隠し事 ページ43
私はある人を探していた。
「あれ?どこ行っちゃったんだろ」
私が歩いていると
近藤「お、Aちゃん。昨日の仕事どうだった?」
「あ、近藤さん。土方さん見ませんでした?」
近藤さんに会った。
私は土方さんの場所を聞くと
近藤「あぁ、トシなら道場で練習してたぞ。それよりも昨日の・・」
近藤さんがなんか言ってたが、無視して道場に向かった。
そこには剣の練習中の土方さんがいた。
「ひーじーかーたーさん」
土方「なんだ、テメェか。なにしに来やがった」
手を止めることなく私と話す土方さん。
私は作り笑いで聞いた。
「なにがあったんですか?総悟とミツバ姉と。私が知らない間に・・」
土方「答えるつもりはねぇ。んな話ならさっさと出てけ。テメェは庭でいつもみてぇに練習してろや」
土方さんは答えてくれなかった。
そしてもう一つ聞きたかったことを真剣な顔で話す。
「練習するつもりで土方さんを探してたわけじゃないですよ・・・。どうするつもりですか?」
土方「なんの話だ」
土方さんはまだ手を止めないが、珍しく真剣な顔つきの私をチラリと見る。
「・・・ミツバ姉の旦那さんのことですよ。総悟に言わないつもりですか?」
すると土方さんは手を止め、汗を拭きながら言った。
土方「言わねぇ。それに近藤さんにも言うつもりはねぇよ・・・。親類縁者にそんな奴がいるなんて知ったら、アイツの立場はどうなる?仮にもアイツは隊長だ」
「ホントにそれだけなんですか?」
私がそう言うと
土方「それ以外になにがある。テメェは明日の夜までに、しっかり準備しておくことだな。明日の取り引きの時に取っ捕まえる」
土方さんはそう言った。
「わかりました。総悟にも近藤さんにも、黙ってればいいんでしょ・・」
それを聞くと土方さんはまた素振りを始めた。
すると
総悟「土方さん、一手こ教授お願いしてもいいですかィ?」
総悟が柱にもたれかかった状態で、入り口に立っていた。
土方さんは汗を拭うと了承した。
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どうも作者の沖田いずみです。
ミツバ篇感動のラストを目指しております笑
行けるかな?行きたいな笑
そしてパート3までついに1000hit到達した上に1日で400hitいったのも初めてでホントみなさんには感謝感激してます。
評価やお気に入りもありがとうございます!
明日も引き続き進めるのでよろしくお願いします!
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小鈴 - 沖田の語尾の小さいひらがながあるじゃないですか。あれをカタカナにしたほうが読みやすいかもしれません!あと、とても面白かったです!これからも頑張って下さい! (2017年3月22日 11時) (レス) id: 7ef5a986e0 (このIDを非表示/違反報告)
femme - 久兵衞でなく、九兵衞ですよ (2016年6月21日 23時) (レス) id: 566dc5cd32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:沖田いずみ | 作成日時:2015年12月9日 22時