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171話 照れを覚えろ* ページ29

私は総悟に背中を向けたまま言う。


「どどどど、どういうつもり」


総悟「どもりすぎ、俺は別にお前と入りたいわけじゃねぇ」


そう言った総悟。


「じゃ、じゃあ出てってよ!!」


総悟「忘年会どんだけ待たせてると思ってんでィ。これ以上近藤さんを待たすつもりかィ」


コイツ・・図ったな・・。
近藤さんの名前を出されては拒否できなくなってくる。


総悟「それに、昔一緒に入ったことあるじゃねぇか。だから問題ねェ」


そう言いながら私の真横に立つ総悟は、タオルを巻いておりました。
私の顔は真っ赤です。
なにあの色白!!なにあの筋肉!!


「バ、バカ!!わかったから、わかったから私が湯船に入るまで、絶対入ってこないで!!」


私がそう言うとそこは観念したのか


総悟「しかたねぇな。さっさと行けよ」


そう言って脱衣所のイスに座った総悟。
待て、そこにいては脱げない。


「・・総悟、アンタちょっと後ろ向いてて」


総悟「なんで」


なんでもクソもあるか!!
私は総悟に近寄ると、脱いでいた隊服のスカーフで、奴に目隠しをしました。


「いいって言う前にソレ外したら、アンタの墓場はココだから」


そう言って急いで隊服を脱ぐと、タオルを巻き風呂場の入り口を開けて締める際に言う。


「総悟、もういいよ!!」


総悟「・・・バカだろ。結局一緒に入れば見るんですから」


私は急いで湯船に入ると、大声で総悟を呼んだ。
なんでこんなことしてんだろ・・本当に。


総悟「たく、照れてんじゃねぇよ」


中に入って来た総悟はそう言って頭と体を洗い出したため、私は湯船に入ったまま後ろを向いた。
しばらくすると、シャワーの音が止んで総悟が湯船に入ってくる。


総悟「おい、コッチ向け」


「やだ、向きたくない」


そう言った瞬間、腰に手が伸びてきたため後ろを向く。


「アンタなにしてんの!?顔近い!!」


総悟「コッチ向かねぇから。お前顔真っ赤」


腰に手を伸ばした総悟はニヤニヤしている。
そしてソイツはとんでもないことを言いました。


総悟「さすが鷹の目族・・色白だねェ。だけど・・・貧乳は残念でさ」


その言葉に私は奴に肘で攻撃した。


「このクソ変態!!貧乳で悪かったな!!そのまま溺れて死ね!!」


私は逃げるように風呂場から出て着替えました。


そのころ総悟は


総悟「・・・信じられねぇ。本気で殴るとは・・ま、ちょっと遊びすぎやしたか」


と呟いた。

172話 お酒は二十歳になってから*→←170話 お風呂へ突撃*



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小鈴 - 沖田の語尾の小さいひらがながあるじゃないですか。あれをカタカナにしたほうが読みやすいかもしれません!あと、とても面白かったです!これからも頑張って下さい! (2017年3月22日 11時) (レス) id: 7ef5a986e0 (このIDを非表示/違反報告)
femme - 久兵衞でなく、九兵衞ですよ (2016年6月21日 23時) (レス) id: 566dc5cd32 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:沖田いずみ | 作成日時:2015年12月9日 22時

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