156話 子供同士の約束 ページ14
ーーNoside
新八はお妙のもとに着くと、土方に言われた通り理由を尋ねる。
だがお妙は答えず挙句の果てには
お妙「関係ないわよ!!来てくれって頼んだ覚えもない!!私のことは放っておいて!!」
その言葉を聞いた新八はお妙の頬を叩く。
新八「もういっぺん言ってみろ!?お前今なんつった!!」
新八は激怒するが、今度はお妙が新八の頬を叩く。
お妙「私だって・・みんなとずっと一緒に居たいわよ!!」
お妙は泣きながら言う。
お妙「でもダメなの・・。私が・・九ちゃんの左目になってあげないと・・」
新八「左目って・・姉上、それってどうゆうことですか?」
新八が戸惑っていると
九兵衛「妙ちゃん、君はそんな事をまだ気にしていたのか。幼い頃僕は左目を失った。そこに妙ちゃんが居合わせたんだ」
そう言ってズルズルと音を立てながら現れたのは九兵衛と央。
九兵衛「責任を感じる必要はないと言ったのに・・。あの時があったから今の僕がある。左目と引き換えに僕は強さを手に入れた」
そう言った九兵衛の足元には、意識がなく血まみれの土方。
そしてその隣にいた央の足元にも、同じく血まみれのAだった。
新八「土方さん!!Aさん!!」
央「・・・結局若にやられたってワケか、この女も」
九兵衛「新八くん、これで君らは残り何人だ?まぁ君を倒せば全て終わりだがな。残念だが君の大切な姉上は僕が貰い受ける」
九兵衛がそう言った時だった。
「・・・何が貰うだよ・・。ホントのこと・・・言ったら・・どうなの・・・」
Aが目を覚ますと、口の中の血を吐き出し言う。
すると土方も目を覚ました。
土方「ふざけたこと・・ぬかしてんな・・・。おいメガネ、俺たちは・・とんだ茶番に・・・付き合わされてたみたいだぜ・・?」
新八「え?」
土方は言った。
土方「・・・コイツ・・女だ・・」
その場は一瞬で静寂になった。
最初に言葉を発したのは新八だった。
新八「え!?九兵衛さんが女ってどうゆうことですか!?」
新八は戸惑っている。
新八「姉上と結婚するって・・・そんなバカなこと・・・。まさかあなた、姉上を男と・・ぶへらっ
新八はお妙の蹴りで撃沈した。
お妙「違うの。九ちゃんは身体は女の子、心は男の子で、女の人しか愛せないの・・」
そう言うとお妙は下を向いた。
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小鈴 - 沖田の語尾の小さいひらがながあるじゃないですか。あれをカタカナにしたほうが読みやすいかもしれません!あと、とても面白かったです!これからも頑張って下さい! (2017年3月22日 11時) (レス) id: 7ef5a986e0 (このIDを非表示/違反報告)
femme - 久兵衞でなく、九兵衞ですよ (2016年6月21日 23時) (レス) id: 566dc5cd32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:沖田いずみ | 作成日時:2015年12月9日 22時